母国予選で6番手のノリス、スプリント予選は”堅実”な戦い方に「ポイントを獲れるのは日曜日なんだから」
F1イギリスGPの予選で6番手となったマクラーレンのランド・ノリスは、土曜日のスプリント予選レースではリスクを冒しすぎることはなく、堅実に戦い、日曜日の決勝レースに全てをかけるつもりだと語った。
写真:: Charles Coates / Motorsport Images
マクラーレンのランド・ノリスは、F1イギリスGPの予選で6番手となった。
今季好調のノリスは、ここまで3回の表彰台を獲得するなど、ランキング4番手で母国レースとなるイギリスGPに臨んだ。しかし事前には強盗被害に遭うなど、万全とは言えない状況ではあった。
その予選ではQ1で8番手、Q2をギリギリの10番手で突破すると、Q3では6番手タイムを記録して勝負強いところを見せた。
「6番手にはとても満足している。もっと悪いと思っていたからね。明日(スプリント予選レース)、日曜日に向けては、良いポジションだと思う」
ノリスは予選後にそう語った。
「コントロールラインを越える度に良い感じだと思っていたんだけど、常に少し遅すぎた。でもQ3では良いラップを走ることができ、思ったよりも前のポジションを手にすることができた。楽な日じゃなかったけど、満足している」
「考えられる中で最高の結果を残せたと思う。予選では、ダニエル(リカルド)に比べて、劣っているような気がしていた。でも、予選Q3ではなんとかまとめることができたんだ。厳しい1日で、風のコンディションに関しては注意が必要だった。完璧なラップをまとめるのは簡単じゃなかったけどね。6番手には、少し驚いている」
前述の通り、ノリスにとってイギリスGPは母国レース。しかも今年のイギリスGPには、大観衆が詰めかけている。イギリス出身のドライバーが前を通る度、その観客たちからは大きな声援が投げかけられた。
「彼らは大きな声を上げていたけど、それはおそらく、ルイス(ハミルトン/メルセデス)がポールポジションを獲ったからだろうね」
そうノリスは語った。
「でも、アウトラップもインラップも、立ち上がって応援してくれたり、拍手してくれているのが見えた。良い感じだよね。明日のスプリント予選レースで良いパフォーマンスをして、それを後押しできたらいいなと思う」
土曜日にはスプリント予選レースが行なわれ、その順位で日曜日の決勝スターティンググリッドが決められる。スプリント予選レースではリスクを冒して攻めた戦いをするのか? それとも堅実に戦うことを選ぶのか……そう尋ねられたノリスは、次のように語った。
「日曜日にポイントを獲得できるわけだから、そのことを考える必要がある。トップ3ははるかに前を行っているから、オーストリアよりもできることは限られていると思う。とにかくこのフォーマットは、誰にとっても新しい挑戦だ。そんな中で最善の仕事をすることに集中している」
「タイヤをどれだけ攻めて使うのか、最後まで攻めることができるのか、それともある程度マネジメントすることが必要なのか……それを判断するのが難しいけど、それはFP2で分かると思う」
「分からないけど、最初の数周はカオスな状態にはならないと思う。スタートするとすぐに展開は落ち着くだろうね。つまり、リスクを冒すことはないと思う。ポイントは、土曜日ではなく日曜日に獲得できるんだ。だから、戦い方を賢く選択する必要があるだろう」
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments