ランド・ノリス、ピットストップのミスで表彰台を逃す「いつもは素晴らしい作業……今回はちょっとした不運だ」

F1イギリスGPの決勝レースで、マクラーレンのランド・ノリスは、ピットストップでのミスにより表彰台を逃した。しかし今回のミスは今季初めて起きたことであり、ちょっとした不運だったとチームスタッフを擁護した。

ランド・ノリス、ピットストップのミスで表彰台を逃す「いつもは素晴らしい作業……今回はちょっとした不運だ」

 マクラーレンのランド・ノリスは、F1イギリスGPの決勝レース序盤に3番手を走っていた。しかし、ピットストップで右リヤタイヤの交換に手間取り、タイムロス……結局メルセデスのバルテリ・ボッタスに先行され、そのまま4位でチェッカーを受けた。

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 ノリスはボッタスに先行されてしまった際、「ものすごく最悪だ!」と無線で語り、悔しさを露にした。

「もちろん、それは当時の僕の感情だ。そのポジションでコースに戻るのは、幸せじゃなかった。でも、メルセデスは第2スティントでかなり速かったから、最終的に3位に留まることができたかどうかは疑問だ。彼らは、どういうわけかかなり速くなったんだ」

 そうノリスは語った。

「何ができたか分からない。でも、少なくともここシルバーストンのファンの前で、戦うチャンスがあれば良かったとは思う」

「最初のスティントでは、簡単じゃなかったけど、彼らを阻止することができた。DRS圏内に入られないようにすることができたんだ。チャンスがあるように思った」

「周りのみんなはそれを求めていたし、モチベーションも高まっていた。だから、4位には失望したけど、今では4位に満足している。この週末を迎える前の予想よりも良かったからね。たくさんのことに満足しているよ」

 5番グリッドからのスタートだったノリスだが、特に赤旗中断からの再スタートがうまくいき、ボッタスの前に立つことに成功した。

「両方のスタートで、順位を上げることができた。マックス(がリタイアしたこと)のおかげでポジションを得られたのは明らかだけど、そちらのスタートもとても良かった。最初のスタートでは問題が起きたから本来得るべき利益を手にすることはできなかった。でも、2番目のスタートの方がはるかに優れていた」

「でも今週末は、もっと多くのことを手にするだけの純粋なペースはなかった。ダニエル(リカルド)も5位に入って、チームにポイントをもたらすことができたのは良かったね。今週末のように、フェラーリが競争力を発揮した中ではなおさらだ」

「この気温で予想していたより、うまく行ったのは良いことだった。僕としては、昨日のレースからは良い方向に改善できたと思う。様々な部分、そしてドライビングスタイルという面ではね。良いことがたくさんあった」

 なおピットストップでの作業が遅れたことで、多くのモノを失ったとノリスは改めて説明する。

「何秒かかったのか分からない。その時必要だったのは、問題ないピットストップだけだった。それができれば、ボッタスの前に出ることができていたはずだ。そして最悪だったのは、フェルナンド(アロンソ/アルピーヌ)の後ろでコースに復帰してしまったことだ。それによって、最初の1周でプッシュすることができなかった」

 そうノリスは続ける。

「そして僕は、タイヤを壊してしまった。最初のラップからプッシュしすぎてしまうと、スティント全体に影響を及ぼす。だから僕は二重に損失を被ったようなモノだった……だから、とても多くのタイムを失ったように感じる」

「でも僕は、他の人にこう言ったんだ。スタッフたちは、シーズンを通して良い仕事をしてくれている。常に進歩していて、ピットストップの作業はどんどん良くなっている。そしてこれは、今シーズン最初のピットストップでの失敗だった。もちろん、ポジションを争って走っている時に今回のようなことが起きると苛立たしく思う。でも、彼らは今回のことから学んでくれると確信しているし、二度と同じことが起きないようにしようとするだろう。彼らは僕に対して非常に良い仕事をしてきてくれたので、ちょっとした不運だったんだ」

 ノリスはイギリスGPの直前に強盗被害に遭うなど、浮き沈みの激しい形で週末を迎えた。そんな状況でどうグランプリに向けた準備を整えたのかを尋ねると、ノリスは次のように語った。

「大変だった。でもサーキットにやってきて、それまでとは違うことに集中し、多くのファンに接するのが一番良いことだったと思う」

 ノリスはそう語る。

「たくさんの声援を受けたので、とても満足したし、全てのことをやり遂げることができた。苦しんでいる時に、素晴らしい人たちが周りにいてくれた……その中でも最も大きいことは、僕の周りに多くの素晴らしいファンがいてくれたことだ」

「そのことは僕の頭を明瞭にしてくれたし、やらなければいけない仕事に集中することができた。本当に大きな助けになったよ」

「それで、とても楽になった。そんなサポートを受けて、これからも取り組んでいく」

 

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