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角田裕毅、”最速”ハミルトンを抑え込む健闘見せるも痛恨のスピン「早い段階でタイヤを使いすぎた」

角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)は、F1トルコGP決勝でルイス・ハミルトンを8周にわたって抑え込む戦いを披露したが、その後痛恨のスピン。無得点14位でレースを終えた。

Yuki Tsunoda, AlphaTauri AT02, Lewis Hamilton, Mercedes W12, and Sebastian Vettel, Aston Martin AMR21

写真:: Andy Hone / Motorsport Images

 アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は、F1トルコGPの決勝レースを14位でフィニッシュ。ポイント獲得には至らなかった。

 角田は今回の決勝レースを、9番グリッドからスタートした。スタート直後にフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)がスピンして後退した後は、順調に8番手を走行していた。しかし後方からは1台のマシンが脅威的な速さで追い上げてきた。メルセデスのルイス・ハミルトンである。

 ハミルトンは予選最速タイムを記録したものの、エンジンを交換したことによるペナルティを受け、11番グリッドからスタート。ただレース序盤にセバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)を簡単に抜き、角田の真後ろに迫った。そして一気に角田も抜いていくかに思われたが……角田が意地を見せた。8周にわたってハミルトンを抑え続けたのだ。

 角田を抜いた後、ハミルトンは前を行くマシンも簡単にオーバーテイクしていった。今回のグランプリでは、ハミルトンが最も速いドライバーだったのは間違いない。それを考えても、角田は素晴らしいディフェンスを見せたと言えるだろう。

「今年はホンダにとってF1で最後の年です。だからマックス(フェルスタッペン)には(選手権に)勝って欲しいと思っていますし、レッドブルにも勝ってもらいたかった。だからルイスをできるだけ抑えようとしたんです」

 ハミルトンは今季、フェルスタッペンと熾烈なチャンピオン争いを繰り広げている。それを少しでも手助けしたかったと語る角田。ただ、8周しかハミルトンを押さえ込めなかったと悔やむ。

「僕は彼を、20周抑えたいと思っていました。8周では、十分な周回数じゃないですよ」

 このディフェンスについては、チーム代表のフランツ・トストも賞賛する。

「ユウキは今回良いスタートを切り、8番手でかなりの周回を過ごした。そしてハミルトンを長い間抑え込むという、素晴らしいパフォーマンスを見せた」

 ただハミルトンとの攻防で、角田もダメージを負っていた。タイヤを消耗させすぎてしまったのだ。そして、痛恨のスピンに繋がる。

「ハミルトンと戦って、早い段階でタイヤを使いすぎてしまいました。ペースを維持するのは、本当に大変だったんです」

 そう角田はレースを振り返る。

「そして、ペースを上げようとして、スピンしてしまったんです。その時、ミラーでは全く後ろが見えませんでした。埃と汚れのせいで、何も見えなかったんです。僕はすぐ後ろにマシンが来ていると思ったので、プッシュする必要があると思いました。そして、スピンしてしまいました」

「そのスピンで、僕のレースを台無しにしてしまいました。今日の僕らは、ポイントを獲得することができたはずですから、ただただ残念です」

「チームはコンストラクターズランキング5番手を争っています。今回は他のチームと比較して、大きなポイントを手にする絶好の機会でした」

 とはいえ収穫もあった。今回のレースはスタートからフィニッシュまで、断続的に霧雨が降るようなコンディション。路面が完全に乾くことはなく、終始インターミディエイトタイヤで走ることを強いられた。しかしこれにより角田は、インターミディエイトタイヤでの走行経験を積み増すことができたため、今後に活かせると期待している。

「今日はインターミディエイトタイヤで非常に多くの周回をこなすことができました。これは僕にとって、大きな学習曲線になると思います」

 今週末は、本来ならば鈴鹿サーキットで日本GPが行なわれていたはずの週末である。角田は鈴鹿ではしれなかったのは残念だと語りつつも、今回のようなミスは二度としないと改めて誓った。

「鈴鹿でドライブできなかったのは残念です。スピンしたのが日本のファンの前だったわけではないということは、ポジティブなことだったかもしれません……。僕は今回のようなミスを、二度としないようにしたいと思っています」

 

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