角田裕毅、F1トルコGPで久々の予選Q3進出も満足せず「もっと良い結果を期待していた」
アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は、F1トルコGPの予選で久々のQ3進出を果たした。しかし本人は、フリー走行の感触ではもっと良い結果を期待していたため、満足できる結果ではなかったと語る。
写真:: Charles Coates / Motorsport Images
F1トルコGPの予選で、アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は、予選Q3進出を果たし、10番手に終わった。予選でトップタイムを記録したルイス・ハミルトン(メルセデス)はICE(内燃エンジン)の交換により10グリッド降格ペナルティが決まっているため、角田は決勝レースを9番グリッドからスタートする予定だ。
角田が予選Q3に進出するのは、今季第9戦オーストリアGP以来のこと。しかし今回の結果については、角田は満足していないようだ。
「もう少し良い順位を期待していましたから、正直言って残念です」
Q3に進出したことについて満足しているかと尋ねられた角田は、予選後にそう語った。
「フリー走行でのペースを考えれば、もっと上の順位も可能だと思っていました。でも、Q3に進めたことはポジティブでもあります。ここ数戦、Q3に進出できていませんでしたから」
ただ角田は、各車がミディアムタイヤでQ2に臨む中、唯一ソフトタイヤを履いてQ3進出を果たした。これはつまり、決勝レースがドライコンディションでのスタートとなった場合、ソフトタイヤを履いてのスタートを強いられるということになる。Q3に進出したマシンは、Q2でベストタイムを計測した際に履いたタイヤで、決勝レースをスタートしなければならないと規定されているのだ。
今回のグランプリでは、ソフトタイヤは使いにくいタイヤになっているというのが一般的な評価であり、そのため各車が決勝でこれを使うことを避けるため、ミディアムタイヤでのアタックを選択したわけだ。
「明日は、ソフトタイヤを履いてスタートしなければいけません。そういう意味では、ネガティブな要素がたくさんあります。でもソフトタイヤのアドバンテージを活かして、スタートで多くのマシンをオーバーテイクしたいと思っています」
Q2でソフトタイヤを選んだ理由について、角田は次のように語る。
「雨が降った後、コンディションもペースも、フリー走行とは大きく異なってしまいました。フリー走行の段階ではミディアムタイヤでQ3に行けると考えていたのですが、Q1を走った感触は、フリー走行の時とは違っていました」
「でもソフトタイヤでQ2を突破しようとしたことは、良い選択だったと思います。ミディアムタイヤでQ3に行くのは、難しかったと思いますから」
どんな結果だったら満足できたのか? そう尋ねられた角田は次のように語った。
「トップ6ですかね。フリー走行2回目までは、凄く良い感じだったんです。でも、雨が降った後には完全にフィーリングが違ってしまっていました」
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