角田裕毅、F1アメリカGPを堅実に戦い抜き9位入賞「ソフトタイヤでのスタートを最大限に活かした」

F1アメリカGPの決勝レースで、アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は9位入賞。不利と思われたソフトタイヤでのスタートを逆に活かし、ハンガリーGP以来のポイントを手にした。

角田裕毅、F1アメリカGPを堅実に戦い抜き9位入賞「ソフトタイヤでのスタートを最大限に活かした」

 アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は、F1アメリカGPの決勝レースを9位でフィニッシュした。この結果について角田は「本当に満足」と喜んだ。

 角田は10番グリッドからのスタートだったが、1周目に8番手に浮上。その後もメルセデスのバルテリ・ボッタスを抑えたり、キミ・ライコネン(アルファロメオ)らの攻撃を凌ぎ切り、ハンガリーGP以来の入賞を果たした。チームメイトのピエール・ガスリーがリタイアしていたため、チームにとっても貴重な2ポイントとなった。

「今日は良い1日でした」

 角田はチームのプレスリリースにそうコメントを寄せた。

「チャンピオンシップにおいてチームにとって重要なポイントを手にすることができましたから、とても満足しています。すごく暑かったので、本当に大変でした」

 なお角田は、予選Q2でソフトタイヤを履いて最速タイムを記録したドライバーのひとり。そのためこのソフトタイヤを履いてのスタートを余儀なくされた。

 今回のグランプリはタイヤのデグラデーションが大きいため、多くのドライバーが決勝でソフトタイヤを使うことを避けた。予選Q3に進出した10人のうち、8人がミディアムタイヤでQ2を突破。角田と、カルロス・サインツJr.(フェラーリ)のみが、ソフトタイヤで記録したタイムでQ3に駒を進めた。そして決勝では、11番手以下のドライバーも全員ミディアムタイヤでのスタートを選択することになった。

 長い距離を走る上では、ソフトタイヤを履くのは不利。しかしそのグリップ力が高いのも間違いなく、角田はそのメリットを存分に活かし、1周目にふたつポジションを上げることに成功した。

「僕は周りとは違う戦略でした。ソフトタイヤでスタートするのは簡単ではありませんでしたが、それは同時に1周目にアドバンテージがあることを意味していました。だから、それを最大限に活用しようとしました」

 その後角田は、ボッタスにはオーバーテイクされたものの、それ以上にポジションを落とすことはなく、9位でフィニッシュした。

「今日のペースはかなり良かったですし、ポイントを獲得することができて嬉しいです」

 テクニカルディレクターのジョディ・エジントンも、角田の働きを称賛した。

「今日の我々は、ユウキにとって素晴らしく、そして当然とも言えるポイントフィニッシュを達成した」

 そうエジントンは語る。

「彼はレースをうまくマネジメントし、最初のスティントでソフトタイヤをうまく使った。そして次の2スティントではハードタイヤをしっかりマネジメントした」

「その結果、コース上でのポジションを維持し、ポイントを獲得することができたんだ」

 

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