ピエール・ガスリー、カタールGP予選で4番手確保もQ3終盤にフロントウイング破損「シャシーには問題ないはず」
ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)は、F1カタールGPの予選で、メルセデス勢とレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンに次ぐ4番グリッドを確保。しかしQ3終盤、フロントウイングを破損させてしまった。
Pierre Gasly, AlphaTauri AT02
Jerry Andre / Motorsport Images
アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1カタールGPの予選で4番手と好位置につけた。ただ最後はフロントウイングを壊してしまうという、後味の悪い終わり方となった。
チームメイトの角田裕毅共々、初日から好調なペースを発揮し続けているカタールGPのアルファタウリ勢。そんな中でガスリーは、Q1を8番手で突破すると、Q2は多くのマシンがミディアムタイヤを履く中ソフトタイヤを履いて2番手。そしてQ3でも、トップ2チームに次ぐ4番手となった。
「予選は素晴らしかった。これまでの週末全体が、本当に良い形になっている」
ガスリーは予選後にそう語った。
「このコースも、僕が特に気に入っているコースのひとつだと思う。ただドライブするだけで、マシンのバランスは良かったし、限界までプッシュすることができた。ここでマシンを走らせるのは、本当に素晴らしいことだ」
「予選Q3の最後のラップは、0.15秒ほど改善できていたから、バルテリ(ボッタス/メルセデス)に本当に接近できたと思う。彼がペースを上げていたかどうかはわからないけど、そのアタックは本当に順調だったんだ」
そのQ3最終アタックの終盤、ターン15でまさかの出来事が起きてしまう。縁石に乗った際、ガスリーのフロントウイングがマシンから脱落。アタックを諦めざるを得なかった。しかもそのフロントウイングがタイヤを切ってしまうことになった。
「ターン15のアウト側で、少しプッシュしていた。そこでフロントウイングを失ってしまい、そのウイングが右フロントタイヤを切ってしまった。マシンに乗っていると、かなりの衝撃だったよ」
「でも結果的に僕らは仕事をやり遂げ、ふたつのトップチームに次ぐ4番手になった。これまでのところ、本当に印象的な週末になっている」
フロントウイングが壊れたのは。縁石に乗せすぎてしまったためなのかと尋ねられたガスリーは、次のように語った。
「分からない。僕らのフロントウイングは、他のチームのウイングに比べて強度が低いことは分かっている。バーレーンやモンツァ、そしてソチなど、様々な縁石で失ってきたんだ。本当に壊れやすいみたいだ」
「正確に確認する必要があるけど、そんなにワイドに走ったようには見えなかった。明らかに突然壊れたんだ」
ただシャシーには問題ないと思うと、ガスリーは言う。
「うん、そう思う。フロントウイングのダメージだけだと思うよ」
ただそれでも4番グリッドを確保したガスリーだが、多くのマシンがQ2をミディアムタイヤで突破しようとする中、ソフトタイヤでアタック。予選を迎える時点で2セットの新品ミディアムタイヤを持っていたものの、それをQ1で使い切ってしまった。
「僕はミディアムでスタートしたくなかったんだ」
そうガスリーは語る。
「ターン1まではかなり長いし、週末が始まった段階から、スタートのパフォーマンスを最大化したいと思っていた。そういう意味では、正しい選択をしたと思う」
コンストラクターズランキング5番手を、アルピーヌと激しく争うアルファタウリ。現時点では両チームとも112ポイント同士で並んでいる。その戦いを制する上でも、今回の予選結果は重要だと言えよう。ただアルピーヌも、2台揃ってQ2進出を果たした。
「彼らがこんなに速いとは思っていなかった。僕は、自分たちのパフォーマンスに感銘を受けた。いつもよりもさらに速いみたいだからね。でも彼らは明らかに、いつもよりもずっと速いように見えた。マクラーレンとフェラーリの両方を上回ったしね。明日は非常に厳しい戦いになると思うよ」
今回、角田も初日から速さを発揮し、予選でも8番グリッドにつけた。このことは非常に重要だと、ガスリーは言う。
「戦略にとって、それは本当に重要なことだと思う。アルピーヌも2台揃ってQ3に進出してきた。でも僕はフェルナンド(アロンソ)を上回ったし、ユウキもエステバン(オコン)を上回った……どちらも、ひとつずつ前のポジションにつけたんだ。でも面白く、とても厳しいレースになると思うよ」
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