ホンダ田辺テクニカルディレクター「簡単ではなかったが、大きな意味がある週末」。アロンソの3位も祝福

F1カタールGPについて、ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターが振り返り、簡単ではなかったものの、非常に大きな意味のある週末だったと語った。

ホンダ田辺テクニカルディレクター「簡単ではなかったが、大きな意味がある週末」。アロンソの3位も祝福

 ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターは、F1カタールGPを終え、簡単な週末ではなかったものの、大きな意味のある週末だったと振り返った。

 カタールGPでは、メルセデスのルイス・ハミルトンが力強いパフォーマンスを見せ、サンパウロGPに続き連勝を果たした。そのハミルトンと今季のチャンピオンを争うレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、ペナルティを受けて7番グリッドからスタートしながらも2位。ペースではハミルトンには敵わなかったものの、ダメージを最小限に抑え、さらにファステストラップも記録して貴重な1ポイントを手にした。

「レッドブルは、フェルスタッペン選手がペナルティを受けて7番グリッドに降格してスタート、チームメイトの(セルジオ)ペレス選手も11番手からのスタートとなった中、現在我々が持っているパフォーマンスを最大限に引き出して2位と4位で終えられたということは、良かったと思います」

 田辺テクニカルディレクターはそう語った。このレースの結果、ドライバーズランキングにおけるフェルスタッペンとハミルトンの差は8ポイントまで縮まったものの、コンストラクターズランキングにおけるメルセデスとの差は5ポイントにまで接近することができた。

「簡単な週末ではありませんでしたが、あと2戦のところでドライバーズチャンピオンシップのリードを保ち、コンストラクターズチャンピオンシップもトップとの差を詰められたという部分で、大きな意味があったと感じています」

 一時は完全に流れを引き寄せていた感があるレッドブルとフェルスタッペン。しかしここに来てメルセデスとハミルトンが勢いを取り戻しているように感じられる。特に前回のブラジルGPでは、メルセデスが圧倒的なストレートスピードを見せた。

 今回、そのストレートスピードはどうだったのか? そう尋ねられた田辺テクニカルディレクターは次のように語った。

「サーキット特性込みだと思います。我々の感触としては、今年1年間振り返らなければいけないと思いますが、ブラジルのような差はなかったと思います」

「我々としては、当然常に追い風に乗っていたいです。しかし今年はすごく劣勢な時も、すごく追い風が吹いていると感じられる時も両方ありました。そんな中で1年間戦ってきて、今のポジションがあると思います」

「この先も何があるか分かりません。もっと向かい風が吹くのか、あるいは逆転して追い風になるのか……パッケージとしての組み合わせにもよると思いますが、とにかく自分たちで何ができるかというところをもう一回ちゃんと考えた上で、残り2戦に臨みたいと思います」

 なおホンダ製パワーユニットを搭載するもう1チーム、アルファタウリ勢にとってカタールGPは、厳しい1戦になった。予選は非常に好調な走りを見せ、ピエール・ガスリーと角田裕毅が揃ってQ3に進出。特にガスリーは、他車のグリッド降格ペナルティもあり、フロントロウ2番手からのスタートとなった。

 しかし決勝ではペースが優れず、2台とも徐々に後退。結局ガスリー11位、角田13位と、無得点でカタールGPを終えることになった。

「アルファタウリの2台は、ガスリー選手がフロントロウ、角田選手は8番手からのスタートでした。しかし残念ながらレースではなかなかペースが上がらず、2台ともポイント圏外に落ちてしまいました」

「昨日までの速さを考えると、非常に残念な結果になりました」

 なお今回のレースでは、アルピーヌのフェルナンド・アロンソがF1復帰以来初となる表彰台登壇を果たした。アロンソはホンダがマクラーレンと組んでいた時のドライバー。その活躍を、田辺テクニカルディレクターは次のように称えた。

「ベテランらしい素晴らしい走りで、7年ぶりの表彰台を獲得したかつてのチームメイト、アロンソ選手におめでとうの言葉を贈ります」

 
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