角田裕毅、レースペース上がらずカタールGPは13位「こんなことになるとは思わなかった」
F1カタールGPの決勝レースを8番グリッドからスタートした角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)は、レースペースが上がらず厳しいレースとなった。
Lance Stroll, Aston Martin AMR21, Yuki Tsunoda, AlphaTauri AT02, and Valtteri Bottas, Mercedes W12
Zak Mauger / Motorsport Images
アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は、F1カタールGPを13位で終えた。
予選では好調な走りを見せ、8番グリッドから決勝レースをスタートすることになった角田。しかしソフトタイヤを履いてスタートした決勝ではペースに苦しみ、ポジションを落としてしまうこととなり、早々にタイヤを交換。その後も思うようにペースを上げられず、13位でフィニッシュすることになった。
チームメイトのピエール・ガスリーも同様にペースに苦しみ、アルファタウリとしては痛恨の無得点。一方、コンストラクターズランキング5位を争うライバルであるアルピーヌ勢がダブル入賞を果たしたため、両チームの差は25ポイントとなった。
「特に厳しいレースでした。最初のスティントでは、ソフトタイヤでかなり苦労しました」
角田はチームのプレスリリースにそう語った。
「こんなことになるなんて、考えていませんでした。今週末は全体的に良いペースで走ることができていましたからね。でも、今日のレイスでは後退してしまいました。データを見直して、なぜそうなったのかを理解する必要があります」
今シーズンも残り2レース。なんとか巻き返しを図りたいと、角田は語った。
「アルピーヌは今日、とても良いレースをしました。だから本当に残念な結果です。最後の2レース、力強さを取り戻す必要があります」
テクニカルディレクターのジョディ・エジントンによれば、角田のマシンには最初のスティントで捨てバイザーが引っ掛かってしまい、それによりパフォーマンスに影響が及んでいたという。
「今夜のレースは、2台のマシンがペースとタイヤのデグラデーションに苦しんだ」
そうエジントンは語る。
「ユウキは最初のスティントで、捨てバイザーがリヤウイングに引っ掛かってしまったため、厳しいモノになってしまった」
「これによってダウンフォースとバランスが失われたため、1回目のピットストップを前倒して、取り外さなければならなかった。そのため、理想のポジションよりも順位を落としてしまった」
「我々は最初のピットストップを前倒しして、タイヤの摩耗をコントロールできるよう、戦略面で適応させることを余儀なくされた。これらの問題は、最後にはトラックポジションに影響を及ぼした。そして、追い上げに活かすことができるだけのペースはなかった」
そう語るエジントンは、残り2レースで巻き返すことを誓った。
「明らかに、コンストラクターズチャンピオン5位争いで後退したことに、チーム全体が失望している。でも、まだ2レースが残っている。チャレンジングなことだけど、我々の目標は変わらない。できるだけ多くのポイントを獲得できるよう、懸命に努力するつもりだ」
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