ホンダPU搭載勢、全4台が予選トップ8入り。田辺TD「全車に速さがある」とレースに期待感
F1第21戦サウジアラビアGP予選でレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは3番手を確保。ホンダF1の田辺豊治テクニカルディレクターは、決勝レースに向けては全マシンに速さがあると期待を口にした。
写真:: Steven Tee / Motorsport Images
F1第21戦サウジアラビアGPの予選がジェッダ市街地コースで行なわれた。ホンダF1の田辺豊治テクニカルディレクターは、4台のホンダPU搭載マシン全員に速さがあると期待を示している。
初開催となったサウジアラビアGPは、高速の市街地サーキットが舞台。タイトルをルイス・ハミルトン(メルセデス)と争うフェルスタッペンだったが、開幕前の下馬評ではメルセデス有利と見られていた。
初日はそのメルセデスが速さを見せていたが、2日目になるとレッドブルも速さを磨き上げ、予選では彼らとポールポジション争いを展開した。特にフェルスタッペンは、予選Q3の最後のアタックでセクター1とセクター2を最速ペースで通過。ハミルトンを上回ってPP獲得が期待された。
しかしフェルスタッペンは最終コーナーでウォールにクラッシュ。決勝は3番手からのスタートとなった。チームメイトのペレスは5番手、アルファタウリ・ホンダ勢はピエール・ガスリーが6番手、角田裕毅は8番手という結果となった。
田辺TDは2日目に「4台全員が力強い走りを見せました」とホンダのプレスリリースにコメント。フェルスタッペンのクラッシュは惜しいものの、決勝レースに向けては期待が持てると語った。
「サウジアラビアGPの2日目が終了しました。ホンダPUを搭載するレッドブル・レーシング・ホンダとスクーデリア・アルファタウリ・ホンダの4台のマシンは、FP3と予選で非常に力強い走りを見せて、4台そろってQ3進出を果たしました」
「レッドブル・レーシング・ホンダのフェルスタッペン選手は、予選Q3最終アタックの最終コーナー出口で惜しくもウォールに接触してストップ。そこまでは最速タイムを記録していたこともあり、ポールポジションを逃して3番手に終わったことは残念ですが、速さはありますので明日のレースに期待が持てます。チームメイトのペレス選手は、Q3でマシンのバランスに苦戦し、ラップをまとめきれず5番手にとどまりました」
「また、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの両ドライバーも健闘して、ガスリー選手が6番手、角田選手はQ3最後のアタックでトラフィックに引っかかりタイムを伸ばせず、そこまでのペースから見ると残念な8番手という結果になりました」
「最終のスターティンググリッドは期待していたようなものにはなりませんでしたが、全車速さがありますので、レースでは十分にパフォーマンスを発揮して、よい結果に結び付けられればと思います。初開催のコースですので、さまざまなことが起こり得ます。想定される懸案などに対して我々が迅速に対応できるよう、十分に準備をして明日のレースに臨みます」
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