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フリー走行レポート

F1アブダビGP FP3:ハミルトンがトップ! フェルスタッペン2番手もその“真価”は予選までお預けか。角田裕毅は6番手

F1第22戦アブダビGPのフリー走行3回目が行なわれ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がトップタイム。角田裕毅(メルセデス)は再び僚友を上回り6番手タイムをマークした。

Lewis Hamilton, Mercedes W12

写真:: Charles Coates / Motorsport Images

 F1第22戦アブダビGPのフリー走行3回目が行なわれ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がトップタイムをマークした。

 2021年シーズンも21戦を終え、最終戦を迎えた。その舞台となるヤス・マリーナ・サーキットは、開催に先立ち大幅な改修を受けた。1本目のバックストレート手前にあったクランクが排除されヘアピンコーナーに、2本目のバックストレートエンドのクランクとそれに続く直角コーナーはひとつの高速ターンへと姿を変えた。きらびやかなヤス・マリーナを象徴するホテル下の複合セクションを構成する直角コーナーも角度が緩くなった。

 予選前最後のフリー走行となるFP3開始前の気温は27度、路面温度39度で、金曜日のFP1と同様に気温・路面温度共に高いというコンディション。予選・決勝レースが行なわれる時間帯よりも早いためベストコンディションとは言えないことあり、60分のセッションがスタートしても、多くのドライバーがガレージに留まった。

 そのような中、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は開始とともにミディアムタイヤで走行を開始した。一方、タイトル争いのライバルであるハミルトンはハードタイヤの“皮むき”を行なった後に、新品のソフトタイヤに切り替え走行を再開し、フェルスタッペンが持つトップタイムを塗り替えた。

 セッション15分が経過すると、その他のドライバーも続けて走行を開始。レッドブル勢とウイリアムズ勢がミディアムタイヤ、メルセデス勢やアルファロメオ勢、ハース勢がソフトタイヤを選択し、その他のチームはハードタイヤを投入してデータ収集を行なった。

 各車は一度ピットに戻ってもタイヤを変えることなく、そのユーズドタイヤのまま走行を続け、タイムを更新していった。

 セッション折返し前、ハミルトンは9周走ったソフトタイヤでFP2にて自身が出したタイムを上回る1分23秒274をマークし、タイムシートの最上段につけた。

 ハミルトンより先にマシンをガレージに戻していたフェルスタッペンだが、ここでリヤウイングを交換。レッドブルは終盤戦でDRSが破損するトラブルが相次いでいることもあり、大事を取っての作業か、ウイングの仕様を変更した可能性もある。

 多くのドライバーがガレージに留まる中、セッション残り30分を切るとメルセデス勢が再び新品のソフトタイヤを投入しての予選シミュレーションを開始した。しかし、ハミルトンは本格的な想定ラップを行なう前にリヤがオーバーヒート。改修されたターン5では縁石まで大きく膨らみ、一度ピットへ戻った。

 フェルスタッペンも残り15分というところで新品のソフトタイヤを投入したが、ターン6で左タイヤを軽くロックアップしその周を諦めることになった。チャージラップをはさんだ後のアタックでは、セクター1でタイムを失ったものの、ハミルトンから0.214秒差の2番手タイムを記録した。

 その他のドライバーも続々とソフトタイヤを履いてコース上に姿を見せる中、サウジアラビアGPに引き続き、ピットレーンからコースに出たハミルトンがコース上を走っていたニキータ・マゼピン(ハース)の進路を塞ぎ、2台はニアミス。ハミルトンは続くアタックラップでも、ターン12でロックアップしオーバーラン……しっかりとタイムを出すことなくピットへ戻った。

 セッション終了を前に再びコース上に全車が姿を現し、チェッカーフラッグが振られた。ドライバーはガレージに戻る前にグリッド上でスタート練習を行なった。

 予選前最後となるFP3のトップタイムは、ハミルトンがセッション折返し付近で記録した1分23秒274。2番手フェルスタッペンを挟んで、チームメイトのバルテリ・ボッタスが3番手に並んだ。4番手にセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)がつけ、上位2チームががっぷり四つという形になった。

 5番手にはランド・ノリス(マクラーレン)。角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)がトップから0.949秒差の1分24秒223をマークし6番手につけた。角田は22周を走り、チームメイトのピエール・ガスリー(7番手)を3回のフリー走行全てで上回った。

 8番手にカルロス・サインツJr.(フェラーリ)、9番手にダニエル・リカルド(マクラーレン)、10番手にシャルル・ルクレール(フェラーリ)が並んだ。

 他のドライバーと同様に、ハミルトンとフェルスタッペンは予選シミュレーションを続けて行なったが、改修されたコースに手を焼いているのか、トラフィックに手を焼いているのか、1周を完璧にまとめ上げることが難しいように見えた。予選では、気温・路面温度が低いコンディションに適応化されているマシンから、タイトル候補のふたりがどのようなタイムを引き出すのか見ものである。

 
 
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順位 ドライバー 周回数 タイム 前車との差 平均速度
1 United Kingdom ルイス ハミルトン 23 1'23.274     240.103
2 Netherlands マックス フェルスタッペン 23 1'23.488 0.214 0.214 239.488
3 Finland バルテリ ボッタス 21 1'24.025 0.751 0.537 237.957
4 Mexico セルジオ ペレス 21 1'24.047 0.773 0.022 237.895
5 United Kingdom ランド ノリス 17 1'24.106 0.832 0.059 237.728
6 Japan 角田 裕毅 22 1'24.223 0.949 0.117 237.398
7 France ピエール ガスリー 22 1'24.251 0.977 0.028 237.319
8 Spain カルロス サインツ Jr. 20 1'24.595 1.321 0.344 236.354
9 Australia ダニエル リカルド 16 1'24.733 1.459 0.138 235.969
10 Monaco シャルル ルクレール 21 1'24.758 1.484 0.025 235.899

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