ホンダF1、ついにラストレース。山本マネージングディレクター「最後まで夢を追いかけながら戦い抜きたい」
ホンダF1の山本マネージングディレクターが、同社のF1最終レースとなるアブダビGPを前にコメント。最後まで、全メンバーが一丸となって戦うと誓った。
写真:: Steven Tee / Motorsport Images
2021年のF1最終戦アブダビGPが、いよいよ今週末に開催される。このレースは、ホンダにとってもF1最後のグランプリということになる。
今季のホンダはメルセデスと互角に渡り合い、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、メルセデスのルイス・ハミルトンと全くの同ポイントで、シーズン最終戦を迎えた。基本的には、このふたりのうち先にチェッカーフラッグを受けた方が、2021年のF1ワールドチャンピオンに輝くことになる。F1の歴史を見ても、稀に見る激戦だ。
「いよいよ、今回のアブダビGPでホンダにとってのF1最終戦を迎えます。2015年から7年間戦ってきたプロジェクトの集大成となるレースですので、非常に感慨深いものを感じています」
山本マネージングディレクターは、プレスリリースにそうコメントを寄せた。
「ただ、いまだに今年のタイトル争いは決着しておらず、ライバルのメルセデス・ハミルトン選手と激しく争っている中でのフィナーレになりますので、最後の最後まで気を抜くことが許されない戦いとなります」
ホンダがF1に復帰したのは2015年。当時はマクラーレンと組み、1992年以来の”マクラーレン・ホンダ”復活と、大きな注目を集めた。しかしなかなか思うような成績が残せず苦労。2017年限りでマクラーレンとの関係を解消し、以後はトロロッソ(現アルファタウリ)、そして2019年からはレッドブルとタッグを組み、ついにチャンピオンを争うところまでやってきた。
「ホンダとして2015年からF1に復帰したものの、決してスムーズにプロジェクトをスタートできたわけではなく、ここまで多くのアップダウンを経験してきました。それを思うと、最終年にこのように激しくチャンピオンシップを戦えていることを、本当にうれしく感じています」
「チャンピオンシップ獲得という大きな夢を描き、ここまで一歩一歩戦ってきましたが、どんな時でも我々の夢を信じ、私たちの挑戦を温かい声援とともに後押しいただいたファンの皆さまには、本当に感謝をしています。これまで、たくさんのパワーをいただきました。ありがとうございました」
そして最終戦。山本マネージングディレクターは、結末は分からないとしつつも、最後まで夢を追って戦い続けると語った。
「そしていよいよ、私たちの夢に手が届くまで、あと一歩というところまで来ています。最後の瞬間に笑えているのか、泣いているのかは分かりませんが、Hondaが持ち続けてきた“チャレンジング・スピリット”とともに、メンバー一同、一丸となってレースに臨む次第です」
「最終戦の舞台となるアブダビの地で、皆さまと一緒に、最後まで夢を追いかけながら戦い抜きたいと思っていますので、チェッカーフラッグの瞬間まで、熱いご声援をいただけますと幸いです」
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