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角田裕毅、F1デビュー年最終戦で殊勲の4位「最高の形でシーズンを終えることができた」

2021年のF1最終戦アブダビGPで、アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は自己ベストとなる4位でフィニッシュ。F1デビューイヤーの集大成を、最高の成績でまとめた。

Charles Leclerc, Ferrari SF21, Yuki Tsunoda, AlphaTauri AT02

Charles Leclerc, Ferrari SF21, Yuki Tsunoda, AlphaTauri AT02

Andy Hone / Motorsport Images

 アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は、F1最終戦アブダビGPを4位でフィニッシュした。今年F1デビューを果たした角田にとって、自己最高位である。

 角田はフリー走行から好ペースを披露。予選でもチームメイトのピエール・ガスリーよりも上位となる8番手となった。

 ミディアムタイヤでスタートした角田は、同じミディアムタイヤを履くバルテリ・ボッタス(メルセデス)をオーバーテイクし7番手にポジションを上げ、その後はボッタスをずっと抑え続けた。

 ピットストップのタイミングでボッタスの先行されるも、レース終盤にセーフティカーが出た際にタイヤを交換したことが功を奏し、最終ラップでボッタスをオーバーテイク。結局3位となったカルロス・サインツJr.(フェラーリ)にあと0.5秒まで迫る、4位でフィニッシュした。

「とても満足しています。シーズンを締め括るのに、素晴らしい結果を手にすることができました」

 角田はチームのプレスリリースにそうコメントを寄せた。

「今週末は全体的に、クルマがとても力強かったと思います。レースペースについてはそれほど良いとは思っていなかったのですが、最終的には素晴らしい1日になりました」

「こんな良い順位でシーズンを終えられるのは素晴らしいことですし、ここまで来るのはとても長い道程でした。自信を取り戻すことができましたし、この結果を手にオフシーズンを迎えられるのも素晴らしいです」

 そして角田は、2021年のF1ワールドチャンピオンに輝いたレッドブルのマックス・フェルスタッペンへの祝福を語った。

「マックス、心からおめでとうございます。シーズンを通じて、とても厳しい戦いでしたけど、彼は今日の結果に値すると思います」

「ホンダ陣営にこの素晴らしい結果をもたらしてくれたことについても、彼に感謝したいです。彼はホンダに、F1での最後の年を祝う最高の形を作ってくれたんですからね」

 角田は今回4位に入ったことで12ポイントを獲得。デビューシーズンを総獲得ポイント32、ランキング14位で終えることになった。

 
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