エステバン・オコン、アルピーヌの課題は「レースペースの向上」……フェラーリやマクラーレンと戦うために
アルピーヌのエステバン・オコンは、F1スペインGPの予選では5番手を手にしたものの、決勝では9位。オコン曰く、レースペースを向上させていく必要があるという。
写真:: Charles Coates / Motorsport Images
アルピーヌF1のエステバン・オコンは、スペインGPを9位入賞で終えた。
予選では好パフォーマンスを見せ、5番グリッドからレースをスタートさせたオコンは、1ストップでレースを走り切る作戦を採った。この1ストップでレースを走り切ったのは、オコン以外ではキミ・ライコネン(アルファロメオ/12位)のみ。他にも1ストップを目指したマシンもあったが、終盤にはペースが落ち、追加のタイヤ交換をすることになった。
オコンも終盤大きくペースを落としたが、アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーを僅か0.190秒抑え、9位2ポイントを手にした。しかしレース全体を見れば、予選のようなペースを発揮できなかったのもまた事実である。
「おそらくそうだろうね。この傾向は、ここ2レースで見られたことだ。日曜日は予選に比べて、ペースが良くなかったと思う」
レース後にオコンはそう語る。
「フェラーリやマクラーレンと比べると、ペースの面で少し苦労している。1ストップはとても難しく、レースの終盤にはかなりペースを落とすことになった。見直すことがかなりあるのは分かっているけど、今週末は全体的にはポジティブだったと思う」
1ストップ作戦を採用したことについて、オコンは次のように語った。
「1ストップするにはタイヤのライフは少し短かったと思う。だから、かなりトリッキーな戦略だった」
そうオコンは語った。
「でも、僕らは後ろにいたノリス(ランド・ノリス/マクラーレン)と戦っていた。それで僕らはプッシュし、彼らはその間に2ストップに切り替えた」
「とにかく見直すべきことがいくつかある。もっと良いレースにできたかもしれないことがいくつかある。良い学習になったよ」
開幕戦、そして第2戦と、アルピーヌ勢は目立つような活躍を見せられなかった。しかし第3戦と第4戦にはパフォーマンスが大幅に向上。中団グループの最上位を、フェラーリやマクラーレンなどと争う存在になった。
「今年の最初の頃と比べると、今の僕らはとても満足いくポジションにいると思う。集中すべき部分があること……それがレースペースにあるということは分かっている。でも良い仕事ができているので、モナコには笑顔で向かえると思う」
表彰台を獲得するためには何が必要かと尋ねられたオコンは、次のように語った。
「レースでは、どんなことでも起きる可能性がある。昨年、ダニエル(リカルド/マクラーレン)が表彰台を獲得した時には、レースでは色々なことが起きた。バーレーンで僕が表彰台に登った時にも、レースで何かが起きた」
「全員が完走するような状況では、僕らにはまだ表彰台に値するようなペースはない。でも、去年と同じようなことが実現できるようにプッシュしていく。簡単なことではないけど、どんなことだって起きる可能性があるんだ」
なお次のグランプリの舞台はモナコである。モナコはスペイン以上にオーバーテイクが難しく、予選結果が重要になる。
そのモナコへ向けた手応えについて、オコンは次のように語る。
「実際にモナコに行き、予選を戦うまでは正確には分からない。でも今の予選パフォーマンスなら、モナコでは良い戦いができると思う。フェラーリやその他のマシンと戦えるようなパフォーマンスがあることを、僕は願っている。かなり自信を持っているよ」
「モナコで集中しなければいけないのはレースペースだ。モナコはオーバーテイクを成功させるのが難しいから、それほど重要なポイントじゃないかもしれない。でも、現時点ではフェラーリやマクラーレンに、少し後れを取っているからね」
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