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マクラーレンF1のノリス、”ライバル”フェラーリのスペインGP躍進は「想定内」

第4戦F1スペインGPで8位入賞を果たしたマクラーレンのランド・ノリスは、直接のライバルであるフェラーリの台頭には驚かないと語った。

Lando Norris, McLaren MCL35M, Carlos Sainz Jr., Ferrari SF21

写真:: Charles Coates / Motorsport Images

 マクラーレンのランド・ノリスは、第4戦F1スペインGPで予選9番手、決勝では一つ順位を上げ8位でチェッカーを受けた。直接のライバルであるフェラーリのシャルル・ルクレールが4位フィニッシュを飾り、12ポイントをチームに持ち帰った。ここまで4戦を終え、ノリスはドライバーズランキングではルクレールを1ポイント差で抑え、4番手につけている。

 スペインGPの舞台であるカタルニア・サーキットはタイヤへの負荷が大きく、フェラーリ勢はレース前からタイヤマネジメントに関する不安を抱えていた。しかし結果的に多くのマシンが2ストップ戦略で戦った今回のレースで、それが問題になることはなかった。

 レースペースの良かったフェラーリについて、ノリスは「そこまで驚かなかった」と語った。

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「特に驚いてはいない。フェラーリはレースでの速さが際立っていたから、いつもよりタイヤに気を使えたんだと思う」とノリスは言う。

「サーキットによっては、彼らのペースが遅くてもっと攻めなくてはならない、つまりタイヤを酷使しなければならない場合もあると思う。だから、驚く程ではないよ」

「彼らはレースでいつも遅いという訳ではない。レース全体を通してとても彼らが強い時もあるでしょ? (レースで)嘘みたいに抜かれまくる訳でもない。だからシーズンを通して彼らは速いし、今週はレースをまとめ上げて良い仕事をしただけだ」

 開幕戦のバーレンGPやエミリア・ロマーニャGPなどと比較すると、スペインGPでは本来の調子を引き出しきれなかったとノリスは明らかにした。

「(今回のスペインGPよりも)特にこれまでの3レースの方が、少し簡単にオーバーテイクでき、いい仕事ができたと思う」とノリスは話す。

「マシンも他のコースのほうが合っていたのかもしれない。ポルトガルやここのように、マシンのリヤエンドの問題などで僕たちが苦しんでいる時、僕たちに競争力がないところでは、フェラーリの方が強いんだ」

「でも、リヤに悩まされていない時も、彼らはかなり強かった。イモラみたいなサーキットが良い例だ」

「だからこそ、マシンの面でチームとして取り組むべきことがわかっていて、それが僕らのレースを楽にしてくれると思っている。もう少しリヤのグリップがあれば、マシンをもう少し信用できる」と続けた。

 また、次戦モナコGPに関しては「トリッキーだ。何が起きるか分からないから、今は見守るだけだ」とノリスは語った。

「路面の起伏が多い市街地コースでは、明らかに(今までと)異なるマシンセットアップになる。もちろん簡単にはいかないだろうが、どうなるか見てみよう」

 

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