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角田裕毅のトラブルは燃料圧力の低下。ホンダ田辺TD「急に異変が起きて、燃料が来なくなった」

F1第4戦スペインGP決勝でトラブルによってリタイアした角田裕毅。ホンダF1 の田辺豊治テクニカルディレクターによると、燃料圧力の低下が原因と考えられているようだ。

Yuki Tsunoda, AlphaTauri, gets a lift back to the pits after retiring from the race

Yuki Tsunoda, AlphaTauri, gets a lift back to the pits after retiring from the race

Steven Tee / Motorsport Images

 アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は、F1スペインGPの決勝レース7周目に突如マシンがストップ。リタイアに終わった。ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターによれば、角田を襲ったトラブルは、燃料圧力の低下が原因だったという。

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 角田は16番グリッドからスタート。1周目にはいくつか順位を下げてしまったものの、5周目にはスタート位置に戻り、前を行くアントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)との差を詰めつつあった。

 しかし7周目のターン10のブレーキング時に突如エンジンがストップ。コース上にマシンを停めることになった。角田はなんとかマシンを再起動させようと試みたものの、それは叶わず。結局マシンを降りることになってしまった。

 角田のマシンには、どんなトラブルが起きたのか? ホンダの田辺TDは、レース後のオンライン会見で次のように語った。

「角田選手は、燃料圧力の低下の問題が生じてしまい、コース上にストップしてしまいました。その原因については、これから至急調べて、次に向けて対応……必要であれば他のクルマに対しても対応を行なっていくことになります」

 田辺TDはそう語った。

「急に異変が発生して、燃料がエンジンに供給されなくなってしまいました。その結果エンジンが止まってしまった……そういう状況でした」

 角田本人はレース後、ストップした原因はエンジンではなく、ギヤボックスの問題なのではないかと語っていた。田辺TD曰く、今回のようなトラブルが発生すると、ドライバーがギヤボックスのトラブルだと誤認してしまう可能性もあると語る。

「エンジンが止まってしまうわけですから、抵抗が生じてしまうわけで……同じようなフィーリングになります」

「我々が現在掴んでいる事実としては、燃料の圧力が下がってしまったというのが原因です。ギヤボックスが引き起こした問題ではないということは分かっています。しかし今回のトラブルでギヤボックスがダメージを受けたかどうか……それについてはこれから調べてみなければ分かりません」

 

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