ホンダ田辺TD「PP獲得の可能性もあった。フラストレーションの溜まる結果」
ホンダF1の田辺豊治テクニカルディレクターは、第5戦モナコGPの予選を振り返ると、マックス・フェルスタッペンにはポールポジションを獲得できた可能性があったため、赤旗による終了にはフラストレーションが溜まる結果だと語った。
写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images
伝統のF1モナコGPの予選がモンテカルロ市街地サーキットで行なわれ、ホンダ製パワーユニット搭載勢はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が2番手でフロントロウを獲得した。
オーバーテイクが難しいコースのため、予選位置が非常に重要となるモナコGP。予選セッションではフェルスタッペン、セルジオ・ペレス(レッドブル)、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)の3人はQ3へ進出。一方角田裕毅(アルファタウリ)はQ1で15番手に0.018秒と僅かに及ばず、敗退となった。
予選Q3ではフェルスタッペンが前半のアタックから2番手タイムをマーク。暫定トップタイムのシャルル・ルクレール(フェラーリ)からポールポジションを奪取すべく、終盤のラストアタックにかけた。
セクター1では最速タイムも記録していたフェルスタッペンだが、あいにく前方でルクレールがクラッシュ。これによってセッションは赤旗中断となり、ルクレールがポールポジションを獲得。フェルスタッペンは2番手から決勝レースをスタートする事になった。ガスリーは6番手、ペレスは9番手だ。
ホンダF1の田辺豊治テクニカルディレクターは予選を振り返ると、フェルスタッペンにはポールポジションを獲得できる可能性があったと悔しさを滲ませた。
■ホンダF1 田辺豊治テクニカルディレクター
「今日のモナコGP予選は、Honda PUを搭載する3台がQ3に進出し、レッドブル・レーシング・ホンダのフェルスタッペン選手が2番手でフロントローを獲得しました」
「Q3ではフェルスタッペン選手の最終アタック中に赤旗が出てセッション終了、そこまでタイムを更新していたことからポールポジションの可能性もあっただけに、フラストレーションが溜まる予選結果となりました。明日のレースではフロントロースタートの優位性を活かしたレース運びができるように準備を進めます」
「チームメートのペレス選手は上手くラップを組み立てるのに苦労し、加えてQ3最後のアタックの最終セクターでトラフィックに引っかかってしまい、大きくタイムをロスするなどもあり9番手となりました」
「スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのガスリー選手は、木曜からいい走りを見せており、持てるパフォーマンスを走りにつなげて予選6番手と、明日に期待を持てる結果となりました」
「モナコの市街地コース初走行となった角田選手については、0.018秒という僅差でQ2進出を逃してしまいましたが、ベテラン選手に混じり、落ち着いた予選走行ができたと思います。明日のレースをきっちりと完走して、さらに経験を積み上げてほしいです」
「モナコでは予選結果が重要とは言うものの、ストリートコースでの長いレースとなりますので、何が起こるか分かりません。全ドライバーが一つでも順位を上げてレースをフィニッシュできるように、チームと一丸となり準備を進めます」
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