ガスリー、3度目の表彰台は初の3位「エンジンに問題があり、難しいレース。表彰台は信じられない」
アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1アゼルバイジャンGPで嬉しい3位入賞。しかしエンジンに問題を抱えながらの走りであり、薄氷を踏むようなフィニッシュだったという。
写真:: Zak Mauger / Motorsport Images
アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1アゼルバイジャンGPで3位表彰台を獲得。チームメイトの角田裕毅も7位に入ったため、チーム全体で祝うことができると語った。
ガスリーは自身最高位タイとなる4番グリッドから決勝レースをスタート。レース序盤にレッドブルのセルジオ・ペレスに抜かれたものの、5番手をキープしていた。
その後、レース終盤に首位を走っていたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がリタイア。これにより赤旗中断になった後、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がコースオフして順位を下げたことで、3位表彰台を手にした。
「信じられない。正直に言って、何を言えばいいのかよく分からないよ」
ガスリーはレース後のインタビューでそう語った。
「非常に激しいレースだったし、最後の2周もさらに激しいレースだった。マシンは週末を通じて信じられないほど素晴らしかったし、どのセッションでも良いポジションにいた」
「予選が終わった後には、このポジションを守り切れるのか、それとも表彰台に挑むことができるのかは分からなかった。でも、最終的にはそれを達成することができた。1回優勝して、1回2位にもなっていたけど、3位になったのは初めてだ。また表彰台を獲得できたのは、信じられない気持ちだ」
赤旗中断からの再開後、2周の超スプリントレースは、ガスリーにとっては大変なモノだった。後方からシャルル・ルクレール(フェラーリ)が迫り、抜きつ抜かれつの大バトルを演じたのだ。しかもガスリーはエンジンに問題があり、パワーを失っての戦いだったのだ。
「レース中盤以降は、とても難しいレースだった。エンジンに問題を抱えていたので、ストレートで多くのパワーを失っていたんだ。そのため、レース途中でセブ(セバスチャン・ベッテル/アストンマーチン)が僕らを抜いてしまった」
「最後の2周は、後続にマシンがいると、非常に厳しいだろうということはわかっていた。でも、挑戦してみたんだ。全てのブレーキングゾーンで、マシンを減速できるかどうか分からなかったけど……それをしなきゃいけなかったんだ」
「本当に表彰台が欲しかった。素晴らしい週末だったけど、最後に表彰台を手にできるなんて信じられない」
「本当に良いポイントを獲得できた。ユウキ(角田裕毅)も良いレースをしてくれて、とても嬉しいよ。チーム全体として素晴らしい仕事ができた。今夜、皆で一緒に祝うことができたらいいね」
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