ホンダ田辺豊治F1テクニカルディレクター「決勝では予選より上の順位での完走を目指す」
ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターは、アゼルバイジャンGPの予選を終えてコメントを発表。決勝も荒れた展開になることが予想されるものの、全4台が揃って予選順位以上のポジションでフィニッシュすることを目指したいと語る。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターが、F1アゼルバイジャンGPの予選を終え、プレスリリースにコメントを発表。赤旗が頻発する難しいセッションながら、ホンダ製パワーユニット(PU)搭載車4台全てがQ3に進出できたことを喜んだ。
ホンダPU勢は、レッドブルの2台、アルファタウリの2台の全4台が揃ってQ3進出。これは、今季初めてのことである。しかしQ3終盤に赤旗が出たことで最終アタックを中断せざるを得ず、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の3番手が最高位だった。
「今日のアゼルバイジャンGPの予選は、すべてのセッションでクラッシュによる赤旗中断が発生するという難しい状況での戦いになりました。その中で、今季初めてホンダのPUを搭載する4台がQ3に進出できたことはよかったと思います」
田辺テクニカルディレクターはそうコメントを寄せた。
「両チームとともに昨日(金曜日)の走行データの解析を行なって本日のFP3を走行し、その結果からさらにセットアップを煮詰めていくことができた結果です。Q3の最後に赤旗によりセッションが終了し、フェルスタッペン選手、(セルジオ)ペレス選手、(ピエール)ガスリー選手がタイムを更新できなかったことについてはフラストレーションを感じます」
このQ3最後の赤旗は、アルファタウリの角田裕毅がクラッシュしたことにより出されたものだった。ただ角田は今回が初めてのQ3進出。田辺テクニカルディレクターは、決勝に期待したいと語った。
「角田選手のクラッシュがその赤旗の原因となったことは残念ですが、初挑戦となるバクーで初めてのQ3進出を果たすなど、いい走りを見せているので、明日のレースにも期待したいと思います」
予選でも赤旗が頻出。決勝でも同様に、難しいレースになることが予想される。そんな中でも生き残り、4台揃って予選以上の結果を手にしたいと、田辺テクニカルディレクターは語った。
「狭いストリートコースですので、明日もアクシデントなどにより荒れた展開のレースになる可能性がありますが、4台ともにマシンの速さはあります、チームとともにきっちりと完走して、予選ポジションより上でフィニッシュすることを目指して準備を進めます」
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