ピエール・ガスリー、母国フランスの予選でも絶好調「僕らの弱点はレースペース……決勝では立ち位置を確認したい」
アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1フランスGPの予選で6番手。ただチームの弱点は決勝でのレースペースにあるといい、ライバルと決勝で比較し、自分たちの居場所を確認したいと語った。
写真:: Zak Mauger / Motorsport Images
アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは、母国フランスGPの予選で6番手につけた。
前戦アゼルバイジャンGPで3位に入り、絶好の形で母国凱旋を果たしたガスリー。その勢いを、しっかりと予選結果に繋げた格好だ。
ただ今回のレースでは、多くのマシンが決勝でソフトタイヤを使うのを嫌ってか、予選Q2を突破した全車がミディアムタイヤを選択。このタイヤで決勝レースをスタートすることになる。
「FP3の後、ミディアムでQ2に挑むことを決めた。だからそれを成し遂げることができ、本当にポジティブだった」
そうガスリーは予選後に語った。
「みんな同じ戦略だから、そこで何ができるかを見極める必要がある。でも、予選ではマシンがかなり良くなったように感じるから、FP2でのロングランよりも実際のレースペースが良くなるといいね。でも、楽しみにしてるよ」
今季の中団グループは、稀に見る大接戦。毎戦のようにその勢力図が変わっている。しかもこれまでの市街地コース2連戦から、常設サーキットに戻ることになり、その勢力図にさらに影響が加わる可能性も考えられる。
「非常に驚くべきことだよね。特にアルピーヌを見れば、彼らはどうにもならない時もあれば、今週末のように信じられないようなペースを発揮することもある。そういう中で戦うのは、とても難しいと感じている」
「そして僕らは、レースでは少し苦労している。1周のアタックでは、僕らはなんとかその中にいて、戦いに参加することができた。でもレースでは通常、少し苦労しているんだ」
「確かに最近は良かった。でも、市街地コースは普段とは異なってデグラデーションが小さいからね。今回のレースは、タイヤのマネジメントやオーバーヒートなど、より標準的なコースでのレースになる。僕らがどこにいるのかを確認したい。そうすることで、今シーズン残りのレースでどんな戦いができるか、それを確認することができる。それは僕らにとっては良いことだし、良いテストになると思う」
ガスリーは予選で、トラックリミットを違反したとしてタイムを抹消されるシーンがあった。それを聞かされた時にはイライラしたとガスリーは振り返る。
「Q3では、議論の余地はあると思う。僕には、まだコース上に残っているように見えた。過去には時々、もっと悪い状況でもラップタイムを認めていたこともあった。でも結局は、どういう基準にするかだ」
「僕はその後、ラップタイムを改善することができた。だからあまり気にしていないけど、当時の僕は明らかに苛立っていた。でも、僕はただドライブするだけだし、裁定を決めるのはマイケル(マシ/FIAのF1レースディレクター)だ。彼が一貫性を持っているかどうかがもっとも重要なことなんだ」
今季のガスリーは予選で実に速く、スペインとポルトガルを除けば、全てトップ6に入っている。今回もQ3では、アドレナリンがたくさん出たと語る。
「Q3はかなり強烈だった。1回しかチャンスがなかったから、プレッシャーは大きかったんだ。予選中、風向きが変わったから、難しい状況になっていったんだ。それはかなりのプレッシャーだったけど、アドレナリンもたくさん出ていた。1周を走り切った時、本当に嬉しかったんだ。最終的に、僕らは能力を発揮することができた」
「今年は予選で本当に力強く、それについては本当に嬉しく思っている。僕らのマシンには、予選に向けた素晴らしい”ウインドウ”があるんだ。でも今では、レースでは常にタイヤ全般、特にデグラデーションに難しい部分があることが分かった。だからさっきも言ったように、今回のレースでライバルと比較してどのポジションにいるのか、それを確認することは僕らにとって挑戦であり、良いテストになると思う」
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