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ホンダF1、1991年以来の4連勝。田辺テクニカルディレクター「この流れを維持し、来週も勝利したい」

レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがF1シュタイアーマルクGPで勝利。これによりチームとホンダは、4連勝を達成することになった。ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターは、同じレッドブルリンクで行われるオーストリアGPでも勝利したいと語った。

Max Verstappen, Red Bull Racing, 1st position, arrives on the podium

写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images

 F1シュタイアーマルクGPで優勝したのは、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンだった。レッドブル・ホンダとしてはこれで4連勝。ホンダとしては、1991年以来の4連勝ということになった。

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 この他にもレッドブルのもうひとりのドライバー、セルジオ・ペレスが4位入賞。アルファタウリの角田裕毅も10位入賞を果たした。つまり、ホンダ製パワーユニット(PU)を搭載する4台中3台がポイントを手にしたということになる。

「フェルスタッペンは、予選ではルイス・ハミルトン選手(メルセデス)に0.2秒以上の差をつけてポールポジションを獲得し、決勝でも2位に大きな差をつけて優勝と、非常に力強い予選・レースを展開することができました。素晴らしい優勝だったと思います」

 ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターは、シュタイアーマルクGPについてそう語った。

「予選では全4台が良いパフォーマンスを見せたのですが、決勝では残念なことにピエール・ガスリー選手(アルファタウリ)が早々にリタイアしてしまい、力強いレースが見せられませんでした」

「しかしホンダPU搭載車4台中3台が入賞し、4連勝も達成することができました。オーストリアでの、良い1戦目になったと思います」

「来週もここでレースがあります。どのチームも今週末のデータ、特に予選と決勝のデータを見直して、次の週に臨むと思います。ただ、コンディションも変わってくるかもしれませんし、タイヤのコンパウンドも変わります(シュタイアーマルクGPはC2〜C4のタイヤが持ち込まれたが、オーストリアGPでは一段階柔らかくなり、C3〜C5タイヤを使うことになる)。データを見直し、マシンとPUのセットアップ、そして来週のタイヤに備えて検討していきます」

「他のチームも当然そういうことをやってくると思います。しかし我々もこの流れを維持し、この2連戦をしっかりと締め括れるようにしたいと思っています」

 なおフランスGPでは、フェルスタッペンに変則的2ストップの戦略を実行させたレッドブル。対するハミルトンは1ストップで走り切ったため、フェルスタッペンが追いつけるのかどうか……最後の最後まで分からない展開となった。これについて田辺テクニカルディレクターは当時「その緊張感たるや、物凄いモノがある」と語っていた。

 しかし今回のレースは、ある意味完勝とも言える内容。ライバルに脅かされることはなかった。しかし田辺テクニカルディレクター曰く、勝てば勝つほどプレッシャーは高まるという。

「プレッシャーは、曲線的に高まっていますよ。今日の勝利で、さらにプレッシャーが高まりました。その繰り返しですね」

「(勝利を続けて)プレッシャーをどこまでも高めていきたいと思っています」

 

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