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レッドブルF1のマルコ博士、ホンダPUの信頼性に「不安なし」。一方で来季向けマシン開発には懸念?

レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーであるヘルムート・マルコ博士は、今季のホンダ製パワーユニットの信頼性について不安はないと語った。

Sergio Perez, Red Bull Racing RB16B, passes Lando Norris, McLaren MCL35M

写真:: Mark Sutton / Motorsport Images

 バーレーンで開幕した2021年のF1。その初戦では、メルセデスVSレッドブル・ホンダの、手に汗握る激戦が繰り広げられた。ただマシンのパフォーマンスは互角というよりも、むしろレッドブルの方が上のようにも見えた。

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 その要因のひとつと言われているのが、ホンダのパワーユニット(PU)の進歩だ。ホンダは今季、RA621Hと名付けられた新骨格のパワーユニットを投入。低重心・コンパクト化されただけでなく、パフォーマンスの面でも向上していると、ホンダも自信を持っている。

 この効果がいかんなく発揮され、メルセデスとの差を縮めることができた。これは、間違いのないことだろう。

 しかし、不安な面もある。実は開幕戦で、ホンダのPUを使うレッドブルのセルジオ・ペレスとアルファタウリのピエール・ガスリーが、ES(エナジーストア/回生エネルギー用のバッテリー)とCE(コントロールエレクトロニクス)を早くも交換したのだ。いずれもシーズン中に2基までしか使えないことになっているため、すでに使用制限の上限に到達してしまったということになる。

 ただホンダPUの信頼性について、レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーであるヘルムート・マルコは、心配していないと語った。

「我々が抱えた問題は、主にソフトウェアに関連するモノだった」

 マルコ博士はそう語った。

「ペレスは決勝レースの直前にバッテリーを交換した。それが、彼が突然(フォーメーションラップで)パワーを失った理由かもしれない。彼がバッテリーを一度取り外したことで、緊急時のシナリオは、何もなかったように動き出した。突然電力が戻ったんだ」

「しかし、ハードウェアには何も問題はない。これらは全て、適切な対応をすれば、引き続き使えると思う」

 マルコ博士は、次の第2戦エミリア・ロマーニャGPに向け、全てのことを正しく準備すれば、メルセデスに勝てるはずだと語った。

「非常に競争力のあるエンジン(PU)、そして全ての状況にうまく反応するシャーシ、そういう我々が持っているパッケージなら、メルセデスと対応に戦えると思う」

「ただ我々に分かっているのは、完璧に行動することができた時のみ、メルセデスを倒すことができるということだ。全てを正しく行なわなければいけない」

「そして表彰台を再び獲得し、マックス(フェルスタッペン)がその頂点にいることを願っている」

 今季から予算制限が課され、さらに来季からレギュレーションが大きく変更されることもあって、リソースをどう割り振るのかということについて、各チームが頭を悩ませている。レッドブルもその例に漏れず、しかもタイトル争いが激化すれば、来季の開発にシフトするのは当然難しくなる。

「今季はF1への挑戦を始めて以来、我々にとっては最も難しいシーズンになると言ってきた」

 そうマルコ博士は語った。

「我々に課された”予算制限”のため、そして同時に我々は、チャンピオンを勝ち取るチャンスを見極めている。つまり2022年のことを無視することなく、今年のチャンピオンシップに勝つために、あらゆることをしなければいけない。ふたつの作業を、並行して進めていく必要があるのだ」

「危険なことではあるが、ふたつのプロジェクトを両方とも成功させるように、並行して作業を進めていく必要があるのだ」

 

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