【ギャラリー】角田裕毅のF1デビュー1年目を振り返る。山アリ谷アリ……しかし最後はチームメイトを上回る4位

7年ぶりの日本人ドライバーとして2021年にF1デビューを果たした角田裕毅。開幕戦でいきなり入賞を果たし、高評価を得たが、その後は山アリ谷アリ……しかし最終戦アブダビでは4位入賞を果たした。その1年を振り返る。

【ギャラリー】角田裕毅のF1デビュー1年目を振り返る。山アリ谷アリ……しかし最後はチームメイトを上回る4位
第1戦バーレーンGP 決勝9位/予選13番手
第1戦バーレーンGP 決勝9位/予選13番手
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写真:: Mark Sutton / Motorsport Images

角田裕毅、F1デビュー戦。予選Q1ではいきなり2番手タイムを記録し、Q2ではミディアムタイヤでQ3突破を狙った。しかしこれはうまくいかずに予選13番手止まりとなった。決勝ではスタートでポジションを落とすも、セバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)やフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)らチャンピオン経験者とのバトルを展開し、9位入賞。各方面から高い評価を受ける。
第2戦エミリア・ロマーニャGP 決勝12位/予選DNF
第2戦エミリア・ロマーニャGP 決勝12位/予選DNF
2/22

写真:: Charles Coates / Motorsport Images

2020年の段階から旧型マシンで走り込んだイモラが舞台。好結果が期待された。しかし予選Q1で痛恨のミスを犯し、クラッシュ。最後尾グリッドからのスタートとなった。決勝は混乱のレースとなり、一時入賞圏内まで浮上した角田。しかしメルセデスのルイス・ハミルトンをオーバーテイクしようとしたところでスピンしてリードラップの最後尾に落ちてしまい、12位でレースを終えた。
第3戦ポルトガルGP 決勝15位/予選14番手
第3戦ポルトガルGP 決勝15位/予選14番手
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写真:: Steven Tee / Motorsport Images

14番グリッドからのスタートとなった角田は、まずミディアムタイヤを選択し、1周目にふたつ順位を落としてしまう。その後も思うようにペースが上がらず、21周を走ったところでピットイン。ハードタイヤに履き替えた後のペースも優れず、早めのピットストップでアンダーカットを狙うことはおろか、前との差を縮めることもできず、逆に離されることになった。結局14位のランス・ストロール(アストンマーチン)から16秒離される15位でのフィニッシュとなった。
第4戦スペインGP 決勝DNF/予選16番手
第4戦スペインGP 決勝DNF/予選16番手
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写真:: Zak Mauger / Motorsport Images

予選ではQ1落ちを喫して16番手。決勝では追い上げていたものの、レース開始早々の8周目に突如マシンがシャットダウンし、ターン10のアウト側にマシンを停めた。燃料圧力の低下が、リタイアの原因だった。
第5戦モナコGP 決勝16位/予選16番手
第5戦モナコGP 決勝16位/予選16番手
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写真:: Charles Coates / Motorsport Images

予選では非常に僅差の戦いの中僅かに及ばず、16番手でQ1敗退。決勝レースでも、スタート時にウイリアムズのニコラス・ラティフィらに先行されてしまい、その後はF1屈指の抜きにくいコースであるモナコのコース特性に苦しめられてラティフィを抜くことができず、16位で終えた。
第6戦アゼルバイジャンGP 決勝7位/予選8番手
第6戦アゼルバイジャンGP 決勝7位/予選8番手
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写真:: Andy Hone / Motorsport Images

予選で8番手となり、他車にペナルティが科された関係で7番グリッドからスタートした角田は、レース中も安定した走りを披露。終始入賞圏内を走った。レース終盤、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)のクラッシュにより赤旗中断となった時には6番手に位置し、再スタートでルイス・ハミルトン(メルセデス)がコースオフしたことで5番手に浮上する。しかしその後他車に抜かれてふたつポジションを落としてしまい、結局はスタートポジションと同じ7位でのフィニッシュとなった。自己最高位を更新したものの、最終的な結果には不満だと、角田は語った。
第7戦フランスGP 決勝13位/予選DNF
第7戦フランスGP 決勝13位/予選DNF
7/22

写真:: Mark Sutton / Motorsport Images

角田は予選Q1でクラッシュ。この影響でギヤボックスとフロアを交換し、ピットレーンからレースをスタートすることになった。レース序盤は前を行くマシンを次々にオーバーテイクし、4周目には16番手まで浮上。ポイント獲得の可能性も匂わせた。しかしアンダーカットを狙うべく早々にピットストップを行なった結果、タイヤをフィニッシュまで保たすことができず、13位でのフィニッシュとなった。
第8戦シュタイアーマルクGP 決勝10位/予選8番手
第8戦シュタイアーマルクGP 決勝10位/予選8番手
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写真:: Mark Sutton / Motorsport Images

角田は予選で8番手タイムを記録したものの、バルテリ・ボッタス(メルセデス)の進路を妨害したとして3グリッド降格ペナルティを受け、11番グリッドからのスタートとなった。スタート直後は他車の脱落もありポジションを上げたが、その後は前を行くジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)やフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)をなかなか攻略できず、最終的にはアロンソの後ろ、10位でのフィニッシュとなった。
第9戦オーストリアGP 決勝12位/予選7番手
第9戦オーストリアGP 決勝12位/予選7番手
9/22

写真:: Sam Bloxham / Motorsport Images

アルファタウリ勢は予選では好調な走りを披露。ピエール・ガスリーが6番グリッド、角田裕毅が7番グリッドを獲得した。しかし彼らは、予選Q2をソフトタイヤで通過。これによって苦しい戦略を強いられ、ガスリーはなんとか入賞を果たしたものの3つポジションを落とした9位。角田は12位と、入賞を逃す結果となった。しかも角田は、ピットレーン入口の白線を踏んでしまうというミスを2度も犯し、合計10秒のタイムペナルティを受けた。
第10戦イギリスGP 決勝10位/予選16番手
第10戦イギリスGP 決勝10位/予選16番手
10/22

写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images

角田は土曜日に行なわれたスプリント予選レースでポジションを上げることができず、16番手から決勝レースをスタートさせた。ミディアムタイヤでのスタートを選んだ角田は、このミディアムタイヤで誰よりも長い30周を走破。ハードタイヤに交換した。 その後は前を走る他のマシンがポジションを落とした恩恵も受ける形で順位を上げ、最終的には10位入賞。1ポイントを手にすることになった。これはイギリスGPでのホンダ製パワーユニット搭載勢のうち、唯一のポイントということになった。
第11戦ハンガリーGP 決勝6位/予選16番手
第11戦ハンガリーGP 決勝6位/予選16番手
11/22

写真:: Mark Sutton / Motorsport Images

角田は予選までは大いに苦しみ、16番グリッドからのスタートとなった。しかし、スタート直後のターン1で起きた混乱をうまくくぐり抜け、一気に5番手まで浮上。メルセデスのルイス・ハミルトンが後退したことで4番手まで上がったが、前を行くウイリアムズのニコラス・ラティフィをなかなか攻略できなかった。 ピットストップのタイミングでラティフィをアンダーカットすることには成功するも、ハードタイヤを履いた後はなかなかペースが上がらずにカルロス・サインツJr.(フェラーリ)にオーバーカットされる形となり、さらにチームメイトのピエール・ガスリーにもポジションを譲ることになった。 終盤にはスピンする場面もあったものの、7番手でフィニッシュ。2位でフィニッシュしたセバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)が失格となったため、自己最高を更新する6位フィニッシュを果たした。
第12戦ベルギーGP 決勝15位/予選17番手
第12戦ベルギーGP 決勝15位/予選17番手
12/22

写真:: Jerry Andre / Motorsport Images

角田は予選アタックがうまくいかず、Q1敗退となる17番手。アストンマーチンのランス・ストロールにグリッド降格ペナルティが科されていたため、16番グリッドからのスタートとなる予定だった。しかしダミーグリッドに向かうレコノサンスラップで、レッドブルのセルジオ・ペレスがクラッシュ。これで角田は15番手に上がった。 しかし決勝レースは悪天候に見舞われ、フォーメーションラップを走っただけで中断。長い中断時間を経た後、セーフティカー(SC)先導でレースがスタートしたものの、SC先導のまま3周目を走行していたところで、コンディション悪化のため再度赤旗中断。そのままレースは再スタートしないこととなった。 角田はポジションを上げるチャンスすらないまま、レースを終えることになった
第13戦オランダGP 決勝DNF/予選15番手
第13戦オランダGP 決勝DNF/予選15番手
13/22

写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images

角田は14番グリッドからソフトタイヤを履いてスタート。このタイヤで32周を走り切り、ミディアムタイヤに交換した。しかしその後、角田は無線で「ノーパワー」と訴えてピットインし、そのままリタイアすることになった。PUのトラブルが、リタイアの原因だった。
第14戦イタリアGP 決勝DNS/予選16番手
第14戦イタリアGP 決勝DNS/予選16番手
14/22

写真:: Charles Coates / Motorsport Images

15番グリッドからスタートする予定だった角田だが、グリッド上でマシンのメカニカルトラブルが発覚。その場で修復を試みたが間に合わず、結局スタートすることなくリタイアすることになってしまった。 初めて両親の前でレースを披露する予定だったが、スタートすらできないという結果に終わってしまった。
第15戦ロシアGP 決勝17位/予選13番手
第15戦ロシアGP 決勝17位/予選13番手
15/22

写真:: Andy Hone / Motorsport Images

角田は12番グリッドからスタートしたものの、1周目に19番手までポジションを落としてしまう。その後追い上げを狙うも、DRSトレインに巻き込まれる形となってしまい、なかなかポジションを上げることができなかった。 レース終盤に突如雨が降り始めた際、各車がレインタイヤに交換する中、アルファタウリは角田にソフトタイヤを履かせてコースに復帰させた。しかし雨は強まるばかり……チームの判断は裏目に出て、結局17位でのフィニッシュとなった。
第16戦トルコGP 決勝14位/予選10番手
第16戦トルコGP 決勝14位/予選10番手
16/22

写真:: Andy Hone / Motorsport Images

角田は決勝レースを、9番グリッドからスタートした。スタート直後にフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)がスピンして後退した後は、順調に8番手を走行していた。しかし後方からは1台のマシンが脅威的な速さで追い上げてきた。メルセデスのルイス・ハミルトンである。 ハミルトンは予選最速タイムを記録したものの、エンジンを交換したことによるペナルティを受け、11番グリッドからスタート。ただレース序盤にセバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)を簡単に抜き、角田の真後ろに迫った。そして一気に角田も抜いていくかに思われたが……角田が意地を見せた。8周にわたってハミルトンを抑え続けたのだ。このディフェンスは、ある意味マックス・フェルスタッペン(レッドブル)のタイトル獲得を後押ししたとも言える。 しかしこのハミルトンとの攻防でタイヤを痛め、その後スピン。結局14位でのフィニッシュとなった。
第17戦アメリカGP 決勝9位/予選10番手
第17戦アメリカGP 決勝9位/予選10番手
17/22

写真:: Zak Mauger / Motorsport Images

角田は10番グリッドからのスタートだったが、1周目に8番手に浮上。その後もメルセデスのバルテリ・ボッタスを抑えたり、キミ・ライコネン(アルファロメオ)らの攻撃を凌ぎ切り、ハンガリーGP以来の入賞を果たした。チームメイトのピエール・ガスリーがリタイアしていたため、チームにとっても貴重な2ポイントとなった。
第18戦メキシコGP 決勝DNF/予選9番手
第18戦メキシコGP 決勝DNF/予選9番手
18/22

写真:: Mark Sutton / Motorsport Images

角田は今回のメキシコGP、初日から好調な走りを披露し、予選でもQ3まで進出した。ただパワーユニット交換によるグリッド降格ペナルティを受けることになっていたため、そのQ3ではチームメイトのピエール・ガスリーにスリップストリームを使わせ、アタックをサポートする役割に徹した。その効果もあり、ガスリーは5番グリッドを確保することに成功。角田も9番手と、グリッド降格を受けた4台のマシンの中で最上位となり、決勝レースを17番グリッドからスタートすることになった。 ただスタート直後の1コーナーで、オコンとシューマッハーに挟まれるような格好となり、接触。角田のマシンはダメージを負い、リタイアすることになった。
第19戦サンパウロGP 決勝15位/予選15番手
第19戦サンパウロGP 決勝15位/予選15番手
19/22

写真:: Andy Hone / Motorsport Images

15番グリッドから決勝レースをスタートした角田は、他車の脱落、そしてアルファロメオのアントニオ・ジョビナッツィを抜くなどしたことで、3周目までに13番手まで浮上していた。しかも角田は、全車中唯一ソフトタイヤを履いており、そのパフォーマンスを活かしてさらに順位を上げていくことが期待された。 しかし4周目にランス・ストロール(アストンマーチン)を抜こうとターン1でそのイン側に飛び込んだところ、両者は接触。角田はこれでフロントウイングを失い、ピットストップをせざるを得なかった。 しかも角田はこの事故の責任を問われ、10秒のタイム加算ペナルティを科されてしまう。角田は2回目のピットストップ時にこのペナルティを消化したが、その後はポジションを上げていくには至らず、結局スタート時と同じ15位でチェッカーを受けた。
第20戦カタールGP 決勝13位/予選8番手
第20戦カタールGP 決勝13位/予選8番手
20/22

写真:: Jerry Andre / Motorsport Images

予選では好調な走りを見せ、8番グリッドから決勝レースをスタートすることになった角田。しかしソフトタイヤを履いてスタートした決勝ではペースに苦しみ、ポジションを落としてしまうこととなり、早々にタイヤを交換。その後も思うようにペースを上げられず、13位でフィニッシュすることになった。 フロントロウからスタートしたチームメイトのピエール・ガスリーも、決勝では同様にペースに苦しみ、やはり無得点に終わった。
第21戦サウジアラビアGP 決勝14位/予選8番手
第21戦サウジアラビアGP 決勝14位/予選8番手
21/22

写真:: Zak Mauger / Motorsport Images

角田はサウジアラビアGPの初日から速さを発揮し、予選でもQ3に進出。8番手からレースをスタートすることになったが、スタートでうまく行かずポジションを落としてしまう。しかし2度目の赤旗中断からの再スタートでポジションを上げ、一時は入賞圏内に返り咲いた。 そんな中、角田はさらにポジションを上げようとベッテルにオーバーテイクを仕掛ける。しかし両者はターン1で接触。ベッテルはスピンし、角田はフロントウイングを壊して緊急ピットインを強いられることになった。 これで角田は最後尾まで落ち、さらに接触の責任があるとして、5秒のタイム加算ペナルティも科され、結局14位に終わった。
第22戦アブダビGP 決勝4位/予選7番手
第22戦アブダビGP 決勝4位/予選7番手
22/22

写真:: Getty Images / Red Bull Content Pool

角田はフリー走行から好ペースを披露。予選でもチームメイトのピエール・ガスリーよりも上位となる8番手となった。 ミディアムタイヤでスタートした角田は、同じミディアムタイヤを履くバルテリ・ボッタス(メルセデス)をオーバーテイクし7番手にポジションを上げ、その後はボッタスをずっと抑え続けた。 ピットストップのタイミングでボッタスに先行されるも、レース終盤にセーフティカーが出た際にタイヤを交換したことが功を奏し、最終ラップでボッタスをオーバーテイク。結局3位となったカルロス・サインツJr.(フェラーリ)にあと0.5秒まで迫る、4位でフィニッシュした。
 
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