写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
モビリティランドは、鈴鹿2&4レースが行なわれている鈴鹿サーキットで会見を行ない、F1日本GPの開催契約を2024年まで延長したことを明らかにした。
鈴鹿サーキットでのF1日本GPの開催契約は、今年限りで満了することになっていた。また、鈴鹿サーキットの親会社であるホンダが今年限りでF1活動を終了することも決まっていたため、来季以降の日本GPの開催については、不安視する見方も強かった。
しかし鈴鹿サーキットを運営するモビリティランドは、4月24日に鈴鹿サーキットで記者会見を行ない、F1日本GPの開催契約延長を発表。その契約期間が3年になることも明らかにした。
今回の契約延長に際し、F1のCEOであるステファノ・ドメニカリは、次のようにコメントを発表した。
「F1が、鈴鹿サーキットでさらに3年間レースを続けることになり、本当に嬉しく思う」
ドメニカリCEOはそうコメントを寄せた。
「日本は、世界中のF1ファンの心の中でも特別なポジションを占めている。鈴鹿では、11回にわたってドライバーズタイトルが決まるなど、このスポーツの伝説的な瞬間の舞台に数多くなってきた」
「日本GPは常に魅力的で、最先端のドラマを披露してきた。”これがF1だ”というアクションと興奮を、日本の情熱的なモータースポーツファンに提供し続けることができることになり、私はとてもワクワクしている」
「この契約延長は、アジアでこのスポーツを成長させるという、我々の長期的な取り組みの一環であり、モビリティランドとの良好な関係を継続できることを嬉しく思う。この合意に達するための継続的な努力に対して、田中(薫/モビリティランド社長)と彼のチームに、個人的に感謝したいと思う」
またモビリティランドの田中薫社長も、次のようにコメントを寄せた。
「F1と交渉を行なった結果、2022年以降もこのイベントの開催に関する契約を結ぶことができました。交渉の間に示された深い理解に対し、まずはステファノ・ドメニカリ氏を含むF1のメンバーの皆さんに、心から感謝を表明したいと思います」
「鈴鹿サーキットが世界中のファンに愛され続け、モータースポーツ文化の成長に貢献できるよう、三重県や鈴鹿市の地域の皆さんと共に、努力していきたいと思います」
「2022年、鈴鹿サーキットは創立60周年を迎えます。2022年以降も開催されるF1日本GPに加え、スポーツの歴史と伝統を大切にしながら、未来に向けて新たな挑戦を行ない、ファンに驚きと喜び、そして感動的な経験を提供していきたいと思います。今後のイベントにご期待ください」
昨年はコロナ禍の影響により、1987年以来初めてF1日本GPを開催することができなかった。今年は10月10日決勝レースを行なう予定でスケジュールが組まれているが、依然としてコロナ禍が収まっていないこともあり、チケットの発売開始日程については、まだ未定。5月中旬頃にそのスケジュールを発表する予定だとしている。ただこの5月の段階で開催の可否を判断するわけではなく、ギリギリのタイミングまで開催実現を模索していくという話も聞こえてきている。
なおこの2021年のF1日本GPは、ホンダがタイトルスポンサーとなることが決定。”ホンダ日本グランプリレース”として行なわれる。
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