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角田裕毅、好位置から発進もオコンと接触しリタイア「僕はレースを台無しにされたのに、5秒ペナルティは十分じゃない」

角田裕毅は、F1フランスGPでエステバン・オコンと接触したことについて、オコンの5秒ペナルティは軽すぎると考えているようだ。

Yuki Tsunoda, AlphaTauri AT03

写真:: Zak Mauger / Motorsport Images

 F1フランスGPを8番グリッドという好位置からスタートした角田裕毅(アルファタウリ)。しかし彼のレースは、事実上1周目で終戦となってしまった。

 ここ数戦苦戦していたアルファタウリは、フランスGPで待望のアップデートを投入。その甲斐もあって角田は予選Q3に進出して8番手に食い込んでおり、久々のポイント獲得が期待されていた。

 しかし角田は1周目、バックストレートのシケインに進入する際、イン側から仕掛けてきたオコンと接触。スピンしてしまい、最後尾に落ちた。その後彼は走行を続けたものの、マシンには大きなダメージがあり、シャルル・ルクレール(フェラーリ)のクラッシュでセーフティカーが出されたタイミングでピットにマシンを戻した。

【動画】角田裕毅、入賞圏内からスタートもオープニングラップでオコンと接触……これがリタイア原因に

 この角田とオコンの接触に関しては、オコンに非があるとして5秒のタイムペナルティが科された。ただ、角田が実質1周目で勝負権を失った一方で、オコンは終始ポイント圏内でレースを展開して最終的に8位でフィニッシュした。

 角田は8位に入れるポテンシャルがあったと考えているからこそ、このペナルティ裁定には納得がいっていない様子。彼はチームのプレスリリースに次のようにコメントした。

「序盤にかなりのダメージを負ってしまい、そこからは周回を重ねるごとに悪化する一方でした」

「オンボードを見ましたが、僕は間違いなく十分なスペースを与えていましたが、彼はコントロールを失っていました。僕たちのレースが台無しになって、彼はダメージがなくポイントを持ち帰ったことを考えると、5秒(ペナルティ)というのは十分でないと思います」

「レースではこういうことが起こるのは分かっていますが、予選が良かっただけに残念です。これほど大きなアップグレードをしてくれたファクトリーの人たちにも申し訳ない気持ちですが、僕にできることは全てやりました」

「トップ8に入ることは可能だったと思いますが、仕方ないですね。ハンガリーにはもっと強くなって戻ってきます。マシンも良いですし、ポジティブに考えています」

 これで角田は6戦連続ノーポイント、アルファタウリとしても4戦連続のノーポイントとなった。

 
 
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