角田裕毅、フランスGPでのリタイアには”苛立ち”も、次戦ハンガリーに大きな期待「低速コーナーには良い感触がある」
角田裕毅(アルファタウリ)は、F1フランスGPを好位置からスタートしたものの、クラッシュに見舞われたことでリタイア……悔しい結果に終わった。しかし次戦ハンガリーGPでの好結果を期待しているようだ。
アルファタウリの角田裕毅は、フランスGPで8番手グリッドを確保し、好結果が期待された。しかし1周目にエステバン・オコン(アルピーヌ)に接触され、最後尾に後退。しかもこの時マシンには大ダメージが及んでおり、しばらく走行したもののリタイアしなければならなかった。
ただ角田はフランスGPで投入されたアップデートに好感触を得ており、さらに次戦ハンガリーGPの舞台であるハンガロリンクは、アルファタウリのマシンに適しているはずだと期待感を語る。
「とても苛立たしいですよ。オンボードカメラの映像を見直しましたけど、僕はターン8でスペースを十分に残したと思います。しかも彼(オコン)は、コーナーに入るところでコントロールを失っていたのが分かりました」
角田はフランスGPでのオコンとの接触についてそう語った。
「彼はコーナーの中でアンダーステアを起こしていて、それで僕に激突してきたんです。ですから、正直に言って僕にできることは何もありませんでした。残念ですね」
「今日のレースでは、(フェラーリのシャルル)ルクレールがリタイアしましたから、十分に8位以内でフィニッシュすることができたと思います。本当に残念です。ハンガリーでは強さを取り戻し、良いポイントを獲得しなければいけません」
前述の通り今回アルファタウリはマシンをアップデートしたが、それをレース中に検証できなかったのも、角田にとっては痛手となるはずだ。
「まさにその通りです。他のチームも大きなアップデートを投入したのに、このレースでポイントを獲得できなかったことに本当に苛立ちを感じていると思います。ですから、チームにとっては本当に残念なことです」
「でもそれと同時に、今回の週末はクラッシュまでは最善を尽くすことができたと思います。レースで起きたことは残念でしたが」
次のハンガリーに向けて、角田は期待感を語る。ハンガロリンクは直線を低速コーナーで結んだようなレイアウトであり、アルファタウリの今季マシンAT03のマシン特性に合ったサーキットとも言えるのだ。
「去年のように、ハンガリーではどんなことでも起こりうる可能性があります。ですから、強さを維持しなければいけません。僕らには良いマシンがありますから、強くあり続け、そして前を向かなければいけないと思います」
そう角田は語った。
「ハンガリーのレースは楽しみです。中高速コーナーもありますが、低速コーナーもあります。基本的に低速コーナーでは、シーズン序盤から良いイメージがあります」
「例えばアゼルバイジャンでは、好成績を収めることができました。だから、僕らが楽しみにしていることはたくさんあります。僕も楽しみにしてますよ」
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