アロンソ、6番手スタートも期待された好結果を手にできず「戦略が悪かったわけじゃなく、遅かっただけだ」
フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)は、F1ハンガリーGPの決勝レースを8位で終えた。グリッドポジションから下げた結果だったことについては、「単に遅かったからだ」とレースを振り返った。
アルピーヌのフェルナンド・アロンソは、F1ハンガリーGPの決勝レースを8位でフィニッシュした。6番グリッドからのスタートながらふたつポジションを落としたことについて、単純にマシンが遅かっただけだと振り返った。
アルピーヌ勢は予選から好調。エステバン・オコンが5番グリッド、アロンソが6番グリッドを獲得し、決勝でも好結果が期待された。ふたりは揃ってミディアムタイヤを履いてスタートすると、ハードタイヤに交換して1ストップで走り切る戦略を採った。しかしレッドブル勢やルイス・ハミルトン(メルセデス)に先行され、アロンソ8位、オコン9位でフィニッシュ。レース終盤にはアストンマーチンのセバスチャン・ベッテルにもプレッシャーをかけられることになった。
これについてアロンソは、戦略が悪かったわけではなく、単にマシンが遅かったことが問題だと語った。
「戦略については、僕らはただ遅すぎただけだと思う。それが問題だ」
アロンソはレース後にそう語った。
「1ストップの戦略が2ストップよりも悪かったとか、そういうことは特には思わない。でも、今日のペースは昨日ほどは良くなかった。気温のせいなのか、風なのかは分からない。どっちのコンパウンドでも苦労しているように見えたんだ」
「ハードタイヤを最後までもたせなければいけないことは分かっていた。でも僕はレース中を通じて、トラフィックの中を走っていたんだ。だからクリーンな場所を走るために何度か2〜3秒後退し、タイヤを呼吸させた。そういう戦いをしていたんだ」
今シーズンのアルピーヌは、マクラーレンとコンストラクターズランキング4位を巡って激しく争っている。ハンガリーでは両チームが6ポイントずつ獲得したため、差は4ポイントのまま……アルピーヌがランキング4番手、マクラーレンがランキング5番手でサマーブレイクを迎えた。
「マクラーレンと同じポイントを獲得したのは、誇りに思うべきだよ」
アロンソはそう語った。
「リザルトには満足する必要がある。確かに、5番&6番グリッドからのスタートだから、より良い結果を期待していたけどね」
なおアロンソは、スタート直後にチームメイトであるオコンのディフェンスに対して、無線で苦言を呈していた。これについてアロンソは、次のように語った。
「彼はかなり極端な動きをした。それで僕は確かに、アクセルをオフにしたけど、何も起きなかった。それでチャンスを逃したかもしれない。うまくスタートすることはできたんだけど、それについて特にコメントすることはないよ」
オコンと話し合う必要があると思うかと尋ねられたアロンソは、次のように語った。
「いや、そうは思わない。さっきも言ったように、僕らは常に全力でレースをしようとしているけど、事故が起こらないように常に1%の余裕を残している。でも今回余裕はなかった」
「そのディフェンスには確かに少し驚いたけど、僕が同じことをやることだってあるかもしれないし、彼や他のチームも同様のことをやる可能性もある。そういうことだよ」
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