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レースレポート

まさに”別次元”。フェルスタッペンが13台抜きで今季9勝目! 2冠達成に近づく|F1第14戦ベルギーGP

F1第14戦ベルギーGPの決勝レースが行なわれ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が優勝。角田裕毅(アルファタウリ)は13位だった。

Max Verstappen, Red Bull Racing, 1st position, celebrates in Parc Ferme

Max Verstappen, Red Bull Racing, 1st position, celebrates in Parc Ferme

Steven Tee / Motorsport Images

 F1第14戦ベルギーGPの決勝レースが行なわれ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が優勝を果たした。

 サマーブレイクが明け、2022年シーズン後半戦の幕開けを告げるベルギーGPがやってきた。舞台は伝統の地スパ・フランコルシャンだ。

 グランプリ初日と2日目こそ天気に恵まれなかったものの、決勝日の8月28日(日)は快晴。気温21度、路面温度36度とこれまでとは異なるコンディションで、現地15時00分の決勝レース時刻を迎えた。

 多くのドライバーがスタートタイヤにミディアムタイヤを選択する中、ポールポジションスタートのカルロス・サインツJr.(フェラーリ)がユーズドのソフトタイヤを選択。パワーユニット(PU)交換のグリッド降格ペナルティを受けた13番手以降のバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)、フェルスタッペン、シャルル・ルクレール(フェラーリ)の3名が新品ソフトタイヤを履き、序盤でポジションを大きく上げる戦略に出た。

 なお、アルファタウリの角田裕毅は予選後のPU交換により、ピットレーンからのスタート。スタートで唯一ハードタイヤを履いた。グリッドでマシントラブルが発生したチームメイトのピエール・ガスリーも、ピットレーンスタートを余儀なくされた。

 18台のマシンがグリッドに並び、全44周の決勝レースが幕を開ける。

 サインツJr.がトップでターン1を抜け、2番手セルジオ・ペレス(レッドブル)はスタートでマシンをイン側に寄せたものの、3番手フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)の蹴り出しがよく、ペレスを交わしサインツJr.の後ろに並ぶ。しかしそのアロンソは、ターン5でアウトから仕掛けてきたルイス・ハミルトン(メルセデス)と接触。大きくマシンが跳ねたハミルトンは、2周目を迎えることなくリタイアとなった。

 2周目も続けざまにインシデントが発生。後方で順位を争っていたニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)がスピン状態となり、それを避けたボッタスがグラベルトラップに足を取られ、ふたり目のリタイアとなった。

 マシン回収のためにセーフティカーが出動。走行継続が可能だったラティフィがピットへ戻る中、後方から大きく順位を回復していたルクレールもピットへ。どうやら捨てバイザーがブレーキダクトを塞いでいたようだ。これにより、ルクレールは17番手からの追い上げを強いられることとなった。

 レースは5周目から再開。サインツJr.を先頭にペレスが続き、3番手をラッセルとアロンソが争った。14番手スタートのフェルスタッペンはこの時点で6番手にまでジャンプアップを果たし、6周目にはセバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)、その翌周にはアロンソも攻略し4番手でトップ3台を追った。

 ラップタイムが秒単位で速いフェルスタッペンは8周目にラッセルを交わし、レッドブル2‐3を形成。トップのサインツJr.との差も徐々に縮まっていった。

 今回は予想よりもタイヤデグラデーション(性能劣化)が大きく、多くのドライバーが早めのピットインを強いられ、上位勢ではペースに伸び悩むサインツJr.が11周終えたところでピットインとなった。

 一方、レッドブルはペースに勝るフェルスタッペンを先行させる。12周目に首位に立ったフェルスタッペンは、ペレスが1分55秒台で走る中、1分53秒台のペースで周回を重ねていった。

 ライフに勝るミディアムタイヤながら、フェルスタッペンにあっという間に置いていかれた2番手ペレスは、14周目の終わりにピットイン。2スティント目も同じく新品のミディアムタイヤを選択した。

 フェルスタッペンも15周の終わりでようやくピットイン。こちらも新品のミディアムタイヤを履き、サインツJr.から4.4秒後方の2番手でコースに復帰した。

 フェルスタッペンは1分50秒747のファステストラップを記録すると、18周目にはサインツJr.をケメルストレートで難なくオーバーテイク。再びトップに立った。

 サインツJr.は21周目にペレスにも交わされ3番手に。25周目の終わりにサインツJr.は2度目のピットストップを実施し、5番手まで順位を上げていたルクレールも続けてピットに飛び込んだ。

 ペレスが27周目にピットインを行なう中、首位のフェルスタッペンは1分52秒台を維持。10周若いタイヤを履くサインツJr.から0.5秒落ちのタイムであり、30周終わりまでステイアウトを続けた。

 大きなギャップを築いていたフェルスタッペンは、ピットストップ後も首位のままコースに復帰。1分49秒354と驚異的なタイムで自身のファステストラップを更新しながら、2番手ペレス以下を引き離していった。

 3番手サインツJr.に対しては、4周若いハードタイヤを履くラッセルが1分52秒台を一貫して刻み、ギャップを削っていった。しかしサインツJr.もそれに反応してタイムを上げたこともあり、2秒差から先は縮まっていかなかった。

 首位のフェルスタッペンは最終ラップまで1分52秒台を維持し、そのまま今季9回目のトップチェッカー。13台抜きで通算29勝目を挙げた。

 フェルスタッペンと今季のドライバーズタイトルを争うルクレールは、5番手走行中にファステストラップのボーナスポイントを狙いピットストップ。ギャップの計算を間違えたか、この際にアロンソに抜かれるというミスを犯してしまった。

 なんとかアロンソを抜き返したルクレールだったが、ファステストラップを記録できずに5番手フィニッシュ。さらにはピットレーンでの速度違反を犯して5秒のタイム加算ペナルティが科されたことで、ルクレールはアロンソに交わされ6位に終わった。

 逆転でのタイトル獲得に向け、少しでも多くのポイントが必要な状況下での余計なミスにより、ドライバーズランキングでもルクレールと首位フェルスタッペンとの差は98点に拡大。フェルスタッペンはタイトル連覇に向け独走体制に入った。

 なおルクレールはランキング2番手の座も、今回2位表彰台を掴んだペレスに奪われた。3位にはラッセルからポジションを守ったサインツJr.が入ったものの、レッドブルとフェラーリのコンストラクターズランキングのポイント差は、118点に拡大した。

 4位にラッセル、5位にルクレール。6位アロンソ、7位オコンとアルピーヌはダブル入賞を果たした。8位にはベッテル、9位にはピットレーンスタートのガスリー、10位の1ポイントをアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)が掴み取った。

 終始追い上げのレースとなった角田は、レース終盤の周冠宇(アルファロメオ)とのバトルを制したが、ピット作業の遅れもあり13位フィニッシュとなっている。

 
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