F1 アメリカGP
恐怖を乗り越え、7番手フィニッシュのアロンソ「コースに復帰できるなんて、ビックリしたよ!」しかし”安全性の問題”で30秒加算ペナルティ
F1アメリカGPの決勝レースで、アルピーヌのフェルナンド・アロンソは宙を舞うクラッシュを経験しながらもレースを走り切り7番手でフィニッシュ。しかしレース後にペナルティを受け、15位に降着することになった。
公開日時: 2022/10/24 11:06
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

アルピーヌのフェルナンド・アロンソは、F1アメリカGPの決勝レースを7番手でチェッカーを受けたものの、後にマシンが安全な状態ではなかったと判定されて30秒のタイム加算ペナルティを受けた。
アロンソはパワーユニット交換のペナルティを受け、14番グリッドからスタート。そしてセーフティカーラン解除直後にアストンマーチンのランス・ストロールに追突するような形となり、宙を舞うようにクラッシュ。かなり激しい事故に見えたが、幸いにもマシンはノーズとタイヤを交換しただけで走行を継続することができ、アロンソはチェッカーを目指した。
関連動画:
そしてアロンソはその後ピットストップしない戦略が功を奏し、7番手でフィニッシュすることになった。ただ、ストロールとのクラッシュ時にリヤビューミラーにダメージが及んでいたにもかかわらず走行を継続したとして、レース後に30秒加算のペナルティを科されることになった。このペナルティは、ハースの抗議を受ける形で出されたモノだ。
「正直に言って、今季は既に数回テストしたよ」
アルピーヌのマシンの強靭さについて尋ねられたアロンソは、レース後にそう語った。
「スパではハミルトン(ルイス・ハミルトン/メルセデス)とクラッシュした。ポール・リカールでは、エステバン(オコン)がユウキ(角田裕毅/アルファタウリ)とクラッシュしたと思う。アルピーヌとクラッシュしたドライバーは誰でも、すぐにリタイアだ。現時点では、僕らのマシンは非常に強靭だ。でも、再びテストする必要がないことを願っているよ」
そう語ったアロンソは、クラッシュした後、コースに復帰できたことを非常に驚いたとも語った。
「クラッシュした瞬間は、素晴らしいモノではなかった。なぜなら空中を舞い上がっていた時は……僕がコースのどこにいるのかわかっていなかった。インディカーで多く見られるけど、コース脇の金属製のフェンスに引っかかり、空中で360度スピンしてしまうと、非常に危険だ」
「僕はフェンスに接触したと思った。でもマシンが路面に着地した時、これでもう大丈夫だと思った。マシンは確かに壊れるが、それは仕方ないと思った。それでリタイアになるだろうなと思いながらゆっくり走ってピットインしたら、タイヤとフロントウイングを交換して、僕をコースに送り出してくれた。ビックリしたよ」
「僕は”OK”と言った。でも、ただ状態を確かめるだけで、次の周には無線で呼び戻されると思っていた。でもどうやらマシンは大丈夫だったようだ。チームが目視で確認したところ、問題はなかったのでそのまま走り続けた」
結果的にそのままチェッカーまで駆け抜けたわけだが、当初はそのタイヤのままチェッカーを迎えることはできないと考えていたという。
「ふたつ目の悪いニュースは、そのタイヤで最後まで走らなければいけなかったことだ。残りは32周もあったから、決して成功しないと思っていた。結果的には良い戦略だった」
「壊れたマシンで7番手でフィニッシュできたんだからね。その時は、最下位まで落ちたのに」
レースに戻った後、アロンソは常に全開で攻めたため、クラッシュの”恐怖”を思い出すような余裕はなかったという。しかしずっと攻めていたためか、レース後にはフロントタイヤの上に座り込み、肩で息をしている姿も目撃された。
「それ(クラッシュの恐怖)は僕の心にははなかった」
そうアロンソは語る。
「他に集中すべきことがあった。最初はウイリアムズを抜き、その後でマグヌッセン(ケビン・マグヌッセン/ハース)を抜いた。そして新品タイヤを装着したノリス(ランド・ノリス/マクラーレン)と対峙しなければいけなかった。常に様々な課題に頭を悩まされることになった」
「リラックスできる瞬間はあまりなかった。常に体力的には厳しいレースだったし、56周ずっと予選のようだった。1周の様々な部分で、色々な脅威にさらされていた」
「でも、僕らはどの時点でも諦めなかった。それが僕らのDNAの一部だった」
レース終盤6番手を走っていたアロンソだが、結局はノリスに抜かれてしまうことになった。
「レース終盤にはチャンスがなかった。その時点で僕はもう、正しいミラーを手にしていなかった。いくつかのコーナーで、彼がどこにいるのか分からなかったんだ」
なおストロールとの事故についてアロンソは、どちらか一方に責任があるわけではなく、不運が重なったと考えているようだ。
「正直に言ってレーシングインシデントだと思う。僕らは同時に左に動いてしまい、それが全ての引き金になった。みんなにとって、不幸な瞬間だったと思う」
ただ、最終的にストロールには、事故の責任があるとして次戦3グリッド降格のペナルティが科されている。
関連ニュース:
- アロンソ、手負いマシンでの走行によりペナルティ。F1アメリカGPでの7位入賞失う……ハースF1の抗議成功
- 【動画】F1アメリカGPで起きた、アロンソとストロールの戦慄のクラッシュ
- ストロール、アロンソとのクラッシュに「僕は左側に十分なスペースを残した」と主張も、責任を問われ次戦3グリッド降格ペナルティ
- 亡き総帥に捧ぐ勝利の杯。レッドブル代表、悲願のF1チームタイトル獲得に「きっと雲の上から楽しんでくれたはず」
- 角田裕毅、ハードタイヤに苦しみつつも、スペインGP以来13戦ぶりの入賞を果たす「これをシーズン最後まで続けられることを願っている」








あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 レッドブルとFIA、F1予算制限レギュレーション違反の受け入れ協議は保留に……レッドブル総帥の逝去に伴う措置
次の記事 リカルド、来季のリザーブ契約締結を否定。インディカー転向はナシ?「オーバルは怖いし、F1から離れられない」
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment

More from
フェルナンド アロンソ

F1分析|アストンマーティン・ホンダのパフォーマンスは確実に向上。セパンでのレースペースは良好……次戦シンガポールでのこのペースを維持できるか?
F1
F1
バーレーンGP
5 時間前
F1分析|アストンマーティン・ホンダのパフォーマンスは確実に向上。セパンでのレースペースは良好……次戦シンガポールでのこのペースを維持できるか?

アロンソの現役続行、かつての好敵手ハミルトンが歓迎「才能という面では、彼に敵わないドライバーはたくさんいる」
F1
F1
バーレーンGP
9 時間前
アロンソの現役続行、かつての好敵手ハミルトンが歓迎「才能という面では、彼に敵わないドライバーはたくさんいる」

アロンソがセパンで8位、最後ノリスを封じる「次のシンガポールにも希望が見えている」
F1
F1
バーレーンGP
1 日前
アロンソがセパンで8位、最後ノリスを封じる「次のシンガポールにも希望が見えている」

More from
アルピーヌ

コラピントのチームメイト撃墜事件に終止符。ブリアトーレ「腹は立ったが……もう終わったことだ」
F1
F1
バーレーンGP
3 日前
コラピントのチームメイト撃墜事件に終止符。ブリアトーレ「腹は立ったが……もう終わったことだ」

コラピント、自身も誹謗中傷を受けていると改善訴え「それについて話す人が誰もいないんだ」
F1
F1
バーレーンGP
3 日前
コラピント、自身も誹謗中傷を受けていると改善訴え「それについて話す人が誰もいないんだ」

アルピーヌ、コラピントの“懲罰交代”はナシ「確かにブリアトーレは怒っていた。でも全面的にサポートしてくれている」
F1
F1
バーレーンGP
4 日前
アルピーヌ、コラピントの“懲罰交代”はナシ「確かにブリアトーレは怒っていた。でも全面的にサポートしてくれている」
最新ニュース

冷却ベスト開発にリソースを割きたくないF1チーム……その現状にラッセルが問題提起。一方不要派フェルスタッペンは一蹴「騒ぎすぎ。サウナ行こ!」
F1
F1 F1
バーレーンGP
22 分前
冷却ベスト開発にリソースを割きたくないF1チーム……その現状にラッセルが問題提起。一方不要派フェルスタッペンは一蹴「騒ぎすぎ。サウナ行こ!」

ヤマハ母国戦で燃費大苦戦!「アクセルは70%。もっと速く走れた」とクアルタラロ明かす
MotoGP
MGP MotoGP
日本GP
1 時間前
ヤマハ母国戦で燃費大苦戦!「アクセルは70%。もっと速く走れた」とクアルタラロ明かす

F1分析|アストンマーティン・ホンダのパフォーマンスは確実に向上。セパンでのレースペースは良好……次戦シンガポールでのこのペースを維持できるか?
F1
F1 F1
バーレーンGP
5 時間前
F1分析|アストンマーティン・ホンダのパフォーマンスは確実に向上。セパンでのレースペースは良好……次戦シンガポールでのこのペースを維持できるか?

最強ドゥカティを導いたダッリーニャ、日本GPで100勝目達成「”黄金時代”として記憶されるだろう」
MotoGP
MGP MotoGP
日本GP
5 時間前
最強ドゥカティを導いたダッリーニャ、日本GPで100勝目達成「”黄金時代”として記憶されるだろう」
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録