”PPスタート”サインツJr.のアメリカGPは1周目で終わる。加害者となったラッセル謝罪「彼はアウト側に行くと思っていた」
フェラーリのカルロス・サインツJr.は、F1アメリカGPをポールポジションからスタートしたものの、ターン1でジョージ・ラッセル(メルセデス)に追突され、リタイアすることになった。
Carlos Sainz, Ferrari F1-75, spins out in the first corner on the opening lap
Steven Tee / Motorsport Images
F1アメリカGPをポールポジションからスタートしたカルロス・サインツJr.(フェラーリ)のレースは、スタート直後の1コーナーを回りきったところで終わったようなものだ。
サインツJr.はスタートの蹴り出しがうまくいかず、2番グリッドのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)にホールショットを奪われてしまう。
そしてターン1を曲がり切ったところで、左のサイドポンツーンにメルセデスのジョージ・ラッセルが追突。サインツJr.のマシンのラジエターにはこれでダメージが及び、レース続行を諦めざるを得なかった。
「非常に単純なことだった。最高のスタートを切ることができなかっただけだ」
サインツJr.はスタートに関してそう語った。
「僕のスタートもそれほど悪くなかったけど、マックスは本当に良いスタートを切ったと思う」
「そしてマックスとやり合っている最中に、いきなり関係のない人がやってきて、ぶつかってきたんだ。画面で見た以上の説明はいらないと思う」
ラッセルにペナルティが出たのは、当然のことだとサインツJr.は語る。
「ペナルティが出るのは当然だった。彼が5秒加算なのか10秒加算なのか、あるいはストップ&ゴーペナルティが妥当なのか、僕は評価しない」
「トップ3のポジションで、こういうインシデントが起こるのはあまり見たことはない。通常、上位にいるドライバーはこんなミスはしないんだ」
一方、加害者となったラッセルは、自分の非を認めている。
「まず、カルロスに申し訳ない。既に彼に会いに行ったよ」
レース後にラッセルはそう語った。
「ターン1に突っ込んでいった時、彼がマックスのインにいるのが見えた。でも僕は、彼がアウト側のラインを維持するんだろうと思っていたんだ。でも彼がマックスのインに切り込もうとしているのに気付いた時には、僕は既にブレーキングゾーンにいて、接触を避けることができなかった」
「ドライバーとしては、前のマシンが動く可能性のあることに注意する必要がある。これ以上言うことはないよ」
ラッセルのマシンにも、サインツJr.との接触により大きなダメージがあったようだ。
「最初は、大きなダメージがあるとは思っていなかった。でも、今日は僕にとって、今年最悪の日曜日だったと言わなければいけない」
「僕はレースに参加できなかった。クルマをチェックすれば、最初に予想していたよりも大きなダメージがあると思う」
「スティント全体で、バランスが一貫していなかった。そして今日は難しいコンディションでもあった」
「唯一奇妙だったのは、チェコ(セルジオ・ペレス/レッドブル)とシャルル(ルクレール/フェラーリ)の後ろにいた時、ミドルスティントでは比較的競争力があったということだ。何周にもわたって、彼らのDRS圏内にいたんだから。それはとても奇妙だった」
「でも、最初のスティントと最後のスティントでは、僕の居場所はなかったよ」
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