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フェルスタッペン、史上最多タイのシーズン13勝目「この勝利を、亡くなったマテシッツに捧げる」

F1アメリカGPで優勝したレッドブルのマックス・フェルスタッペンは、この勝利を先日亡くなったレッドブル共同創設者のディートリッヒ・マテシッツに捧げると語った。

Max Verstappen, Red Bull Racing RB18, leaves his pit box

写真:: Steven Tee / Motorsport Images

 レッドブルのマックス・フェルスタッペンが、F1アメリカGPで優勝。シーズン最多勝記録に並ぶ今季13勝目を挙げた。ただ、フェルスタッペンにとっては、決して楽なレースではなかった。

 2番グリッドからスタートしたフェルスタッペンは、絶好の蹴り出しを見せて一気に先頭を奪うと、ポールポジションスタートのカルロス・サインツJr.(フェラーリ)がリタイアしたことで、レースを圧倒するかに思われた。

 しかし2回目のピットストップの際、左フロントタイヤの交換に手間取り、大きくタイムロス。ポジションを実質3番手まで下げることになった。

 コースに復帰したフェルスタッペンは、まずシャルル・ルクレール(フェラーリ)を抜くと、その後は首位を行くルイス・ハミルトン(メルセデス)を猛追。50周目にオーバーテイクを成功させ、首位に返り咲き。そのままチェッカーまで逃げ切ってみせた。

「大変なレースだった。全ていい感じだったんだけど、ピットストップが予定よりも長くなってしまった。そのため、再び先頭に立つために戦わなければいけなかったんだ」

 レース後にそう振り返ったフェルスタッペンは、この勝利を先日亡くなったレッドブル総帥のディートリッヒ・マテシッツに捧げると語った。

「僕らは今日、全力を尽くした。もちろん、今週末は僕らにとってはとても難しい週末だ。この勝利はディートリッヒに捧げる」

「僕らにできるのは、今日勝つことだけだった。ピットインした後はいい調子という感じではなかったけど、全力を出し切り、限界までプッシュしたんだ」

「ここでコンストラクターズチャンピオンを決めることができる大きなチャンスがあった。それをスタイリッシュに決めたいと思っていた。今日はそれができたと思う」

「間違いなく、僕にとっては大きな意味のある勝利だ。チームにとってもね。彼(マテシッツ)は、本当に僕らは支えてくれた。今日は本当に良い結果を出したいと思っていたし、素晴らしい気分だ」

 
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