角田裕毅、ハードタイヤに苦しみつつも、スペインGP以来13戦ぶりの入賞を果たす「これをシーズン最後まで続けられることを願っている」
F1アメリカGPの決勝レースで、アルファタウリの角田裕毅は10位。スペインGP以来日に13戦ぶりの入賞を果たした。
写真:: Steven Tee / Motorsport Images
アルファタウリの角田裕毅は、F1アメリカGPで10位入賞を果たした。角田にとっては第6戦スペインGP以来、実に13戦ぶりの入賞となった。
角田は予選Q2でトラックリミット違反を取られ、15番手となった。そして決勝前にギヤボックス交換を行なったため、19番グリッドからのスタートとなった。
しかし角田は1周目に5ポジション上げて14番手。その後も順調にペースを上げ、一時7番手まで上がった。ただ、2回目のピットストップを行ないハードタイヤを履いた後はペースが上がらず、戦略が異なりペースがそれほど速くないマシンをオーバーテイクするのに苦しんだ。その結果入賞まで届くかどうか微妙なところだったが、残り数周というところでウイリアムズのアレクサンダー・アルボンを抜き、10番手に。そしてそのままチェッカーを受けた。
角田はこれで今季4回目の入賞。合計獲得ポイントを12とした。
「今日は本当に厳しいレースでしたが、楽しかったです。そしてずいぶん久しぶりですが、トップ10圏内に戻ってくることができて嬉しいです」
角田はチームのプレスリリースにそうコメントを寄せた。
「今週末ポイントを獲得することで、(土曜日に亡くなったレッドブル共同創設者のディートリッヒ)マテシッツ氏の記憶に敬意を表することができてよかったです」
角田はハードタイヤでのペースに苦しんだが、その理由を解明する必要があると語る。
「ミディアムでのペースは本当によかったです。それは全く予想していなかったことです。そして、うまくオーバーテイクすることもできました」
そう角田は言う。
「ハードで少し苦戦したのは残念でした。なぜこのコンパウンドを機能させることができなかったのかを、理解する必要があります」
「でも全体としては再びポイントを獲得できたことを嬉しく思っていますし、これをシーズンの最後まで続けられることを願っています」
テクニカルディレクターのジョディ・エジントンは、残り3レースでまだまだやれることがあると語った。
「ユウキは19番グリッドからスタートし、入賞を争う集団に入ることができた。しかし、彼はハードタイヤで少し苦労した。それはつまり、先行する数台のマシンを追い越すのに、時間がかかりすぎたということだ」
エジントンはそう語った。
「したがって彼は、マグヌッセン(ケビン・マグヌッセン/ハース)の後ろに近づき、プレッシャーをかける時間がなくなってしまったんだ」
「でもあと3レース残っている。まだまだやれることはたくさんあるはずだ」
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