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ラッセルがフェルスタッペンを攻略してトップチェッカー。ハミルトンも3番手に入りメルセデス”今季初優勝”に向け弾み|F1サンパウロGPスプリント

メルセデスのジョージ・ラッセル(メルセデス)が、F1サンパウロGPのスプリントでトップチェッカー。ポールポジションからスタートしたケビン・マグヌッセン(ハース)は8番手1ポイントを手にした。

Kevin Magnussen, Haas VF-22, Max Verstappen, Red Bull Racing RB18, George Russell, Mercedes W13

写真:: Andy Hone / Motorsport Images

 F1第22戦サンパウロGPのスプリントが行なわれ、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がトップチェッカー。8ポイントを獲得した。

 金曜日に行なわれた予選でポールポジションを獲得したのは、天を味方につけたケビン・マグヌッセン(ハース)だった。雨雲が近づく中、Q3で真っ先にコースイン。コース上には徐々に雨粒が落ちてくる中、もっとも良いコンディションの中アタックを完了し、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がミスしたことなどもあってトップタイムとなった。また、各車がアタックを終えた段階で、メルセデスのジョージ・ラッセルがコースオフしたことで赤旗中断。その間に雨脚が強まり、各車ともタイムアップをするチャンスを失い、自身初、チームとしても初のポールポジションを獲得したのだった。

 迎えたスプリントでは、ほとんどのマシンがソフトタイヤを選択。しかしフェルスタッペンとニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)はミディアムタイヤを選択した。

 ポールポジションスタートのマグヌッセンは抜群の蹴り出しを見せて首位をキープ。2番手フェルスタッペンは、ミディアムタイヤを履いたこともあってかペースが上がらず、3番手ラッセルに追い詰められる格好となった。

 ただパフォーマンスに優れるのはレッドブル。3周目に入った直後の1コーナーでマグヌッセンをインから抜き、先頭に立った。マグヌッセンは次のメインストレートではラッセル、その後のターン4までの直線でカルロス・サインツJr.(フェラーリ)にも抜かれて、ずるずるとポジションを落としていくこととなった。

 一方後方ではアルピーヌ勢が同士討ち。アロンソはフロントウイングを壊してピットインし、最後尾へと落ちてしまった。スタート直後のターン4でもふたりは接触しかかっており、アロンソは不満たっぷりに無線でチームメイトのエステバン・オコンの非を訴えた。

 またアストンマーチン勢も激しい同門対決。ターン4に向けた直線でセバスチャン・ベッテルが抜きにかかったところ、ランス・ストロールが厳しく抗戦。ベッテルは車両半分コースにはみ出して接触を避けることになった。ベッテルはこのストロールの動きに対して「OK」と短く語り、暗に不満を訴えた。なおストロールの動きは審議の結果、危険だとして10秒のタイム加算ペナルティが科された。

 先頭に立ったフェルスタッペンは、そのまま逃げ切るかに見えた。しかしラッセルが徐々に接近。12周目のターン1で並びかけ、ターン4に向けたストレートで一瞬前に出たが、フェルスタッペンはなんとかこれを阻止。続く13周目にもまったく同じような展開となったが、やはりフェルスタッペンがこらえた。

 ただ14周目にフェルスタッペンが一瞬ミス。これでラッセルが接近すると、メインストレートで近づき、ターン3の先でDRSを使いながらついにオーバーテイク完了。首位に立った。

 首位に立ったラッセルは驚きの速さで、一気にフェルスタッペンを置き去りに。差を1秒、2秒と拡大していった。

 フェルスタッペンはペースが伸び悩み、19周目のターン1ではサインツJr.に抜かれてしまう。しかも防戦の際にフロントウイングを壊してしまい、次の周にはルイス・ハミルトン(メルセデス)にもオーバーテイクを許してしまった。

 フェルスタッペンを抜いたハミルトンは、今度は徐々にサインツJr.に接近。最終ラップには、1秒以内の僅差まで接近した。しかし、オーバーテイクには至らなかった。

 結局ラッセルがトップチェッカー。メルセデスにとっても、今季初めてトップチェッカーとなった。2番手にはサインツJr.、3番手にはハミルトンが入った。なおサインツJr.はパワーユニット交換による5グリッド降格ペナルティが決まっているため、明日の決勝レースはメルセデスがフロントロウからスタートすることになった。チームが目標としていた今シーズン初勝利、そしてフェラーリを抜いてコンストラクターズランキング2位の座を射止めるのも、現実味を帯びてきた。

 フェルスタッペンはミディアムタイヤを選択したのが裏目に出たか、4番手でのフィニッシュ。チームメイトのセルジオ・ペレスが5番手となった。もう1台のフェラーリ、シャルル・ルクレールはまったくペースが上がらず6番手までが精一杯だった。

 ランド・ノリス7番手を挟んで、マグヌッセンは8番手でのフィニッシュ。ポールポジションスタートから7つポジションを落としたが、大健闘と言えるだろう。

 アルファタウリ勢には厳しいレースとなった。ピエール・ガスリーは終始トップ10圏内を走ったが、ペースは上がらず、最後にはベッテルに抜かれて10番手フィニッシュ。角田裕毅もペースが上がらず、16番手が精一杯だった。

 アルピーヌ勢も、同士討ちが響いてアロンソ15番手。オコンもマシンにダメージがあったようでペースが上がらず、ピットストップしたアロンソにも抜かれて18番手だった。

 なおハミルトン、ダニエル・リカルド(マクラーレン)、周冠宇(アルファロメオ)には、スタート手順に違反があった可能性があるとして、レース後に審議が行なわれることが決まっている。

 
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