角田裕毅、まさかのリヤウイング破損で”簡単だったはず”の6位を失う「本当に上手くいっていたのに……」
アルファタウリの角田裕毅は、F1アゼルバイジャンGPの決勝でリヤウイングが破損。これによりオレンジディスクフラッグが提示され、ピットインと修復を余儀なくされたことで、入賞を逃すことになった。
写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images
2022年のアゼルバイジャンGPをノーポイント13位で終えた角田裕毅(アルファタウリ)は、「本当にがっかりした」とこの日のレースを振り返った。
角田は8番グリッドからスタート。1回目のバーチャルセーフティカーが出動した時にピットに飛び込みタイヤ交換義務を果たすと、そのままレースを走り切る戦略に出た。
そのまま走りきれば、6位フィニッシュも可能かと思われた時、角田のマシンをトラブルが襲う。DRSを開いた際、フラップがほぼ中央で割れてしまい、半分しか開かなくなってしまったのだ。
このトラブルにより、前を行くマシンをオーバーテイクするのが難しくなった……しかしそれだけではなかった。レースコントロールは角田に対し、オレンジディスクフラッグを提示したのだ。
この旗は、「該当するドライバーに対し車両に機械的欠陥があり、そのドライバー自身あるいは他のドライバーが危険に瀕しており、当該ドライバーは次の周回時に自己のピットに停止しなければならない」 と規定されており、角田はすぐさまピットイン。チームのメカニックはフラップをテープで固定し、角田をコースに戻したが、多くのマシンに先行されてしまい、入賞圏内から脱落してしまった。
その後はDRSが使えないこともあり前を行くマシンを攻略できず、結局13位でのフィニッシュとなった。入賞は間違いないと思われただけに、あまりにも痛いトラブルだった。
「今日は本当にがっかりしました。信頼性の問題が出るまで、僕らのレースは本当にうまくいっていたんです」
角田はチームのプレスリリースにそう語った。
「僕らはタイヤを上手くコントロールできていましたし、ペースも良かったです。だから今日は、簡単に6位でフィニッシュすることができたはずだと思います」
「僕らはパフォーマンスにあまり変化がなかったので、この問題はあまり気にしていませんでした。だから、(オレンジディスク旗が掲出されてピットに入ることを)指示された時には、少しショックでした」
「チームは今週末、とても素晴らしい仕事をしてくれたと思います。全てのセッションで力を発揮することができたので、僕としてはポイントを手にすることなくサーキットを離れるのは、とても残念なことです」
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