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F1分析|アロンソ、メルセデスと真っ向勝負はちょっと無理? しかしトラブル抱えながら脅威の好ペース

F1カナダGPの主役のひとりだったのは、間違いなくフェルナンド・アロンソだったはずだ。しかし彼が主張しているように、メルセデスに真っ向勝負を挑むのは少々難しかったかもしれない。

Fernando Alonso, Alpine A522, Carlos Sainz, Ferrari F1-75

Fernando Alonso, Alpine A522, Carlos Sainz, Ferrari F1-75

Zak Mauger / Motorsport Images

 F1カナダGPで最も注目を集めたドライバーのひとりは、間違いなくフェルナンド・アロンソだった。

 アロンソは金曜日のフリー走行1回目から好調な走りを披露。FP1を3番手、FP2を5番手、ウエットコンディションとなったFP3ではトップタイムを記録し、予選へと駒を進めた。

 その予選でもアロンソは2番手となり、2012年ドイツGP以来となるフロントロウを確保。決勝ヘ向けた期待も大きく高まった。

 ただその決勝でアロンソはポジションを落とし、7番手でフィニッシュ。さらにストレートでウィービングし、後続のマシンの走行を妨害したとして5秒のタイム加算ペナルティを科され、最終的に9位となった。

 アロンソがポジションを下げたのは、ライバルたちがバーチャル・セーフティカー(VSC)中にピットインしたのに対し、ミディアムタイヤでの第1スティントを引っ張り、さらにアンダーグリーンでタイヤを交換したこと。その上パワーユニットにトラブルがあったため、期待していたようなパフォーマンスを発揮することができなかったのだ。

 アロンソとチームは、このトラブルさえなければ、メルセデスと渡り合えたはずだと主張している。しかしレースペースを分析してみると、そう簡単ではなかったように見える。

F1カナダGP決勝レースペース分析:中団グループ

F1カナダGP決勝レースペース分析:中団グループ

Photo by: Motorsport.com / Japan

 グラフの濃い水色がアロンソのラップタイム推移を示した折れ線である。スタート直後はフェラーリのカルロス・サインツJr.(フェラーリ)に交わされたものの、確かにメルセデス勢(濃い緑がルイス・ハミルトン、薄い緑がジョージ・ラッセル)よりも速いペースで走行していた。

 しかし9周目に最初のVSCが出ると、その後のアロンソのペースはどんどん下落しているのが分かる。一歩でメルセデス勢はペースを上げ、アロンソよりも1秒近く速いラップタイムを連発したのだ(グラフの赤丸の地点)。

 ハミルトンはVSCの際にタイヤを交換したばかりなので、当然といえば当然だ。ただラッセルはタイヤ交換を行なっておらず、スタート時のタイヤを履き続けている。

 アロンソは自身のコメントの中で、パワーユニットにトラブルが発生したのは20周目頃だと明かしている。それを考えれば、ペースが落ちるのが早すぎる。

 この点から考えると、今回のメルセデスはドライコンディションではかなり強力なペースを持っていたはずで、絶好調のアロンソとてそう簡単には抑えられなかったはずだ。

 しかしトラブルを抱えながらも、チームメイトのオコンと同等のペースを発揮したところなどは、さすがとしか言えない。40歳となったアロンソ、まだまだ元気。現役生活はまだしばらく続きそうだ。

 
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