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2022年F1前半戦総括|予選ではルクレールが7PPと圧倒も、戦略ミスとトラブル相次ぐ。フェルスタッペン大リード

2022年シーズンのF1も、束の間の夏休みに入った。ここまで予選ではシャルル・ルクレールが圧倒的な速さをみせてきたが、決勝では取りこぼしが目立ち、マックス・フェルスタッペンが勝利を重ねるという形に終わった。

Charles Leclerc, Ferrari F1-75, Max Verstappen, Red Bull Racing RB18

Charles Leclerc, Ferrari F1-75, Max Verstappen, Red Bull Racing RB18

Andy Hone / Motorsport Images

 2022年のF1も、先日行なわれたハンガリーGPで前半戦が終了。束の間の夏休みに入っている。

 前半戦を終えた段階で、ドライバーズランキング首位に立っているのはレッドブルのマックス・フェルスタッペン。コンストラクターズランキングでも、レッドブルが独走状態を築いている。

 しかしシーズン開幕直後は、フェラーリ勢が圧倒的速さを見せ、レッドブル勢にはトラブルが相次いだ。今季はこの2チームによる激戦になるものと見られていた。しかし約半分の日程が消化すると、両者の間には大きな差が広がった。

 またシーズン序盤には大苦戦を強いられていたメルセデス勢も調子を取り戻しつつあり、ヒタヒタとフェラーリ勢に迫ってきている。

 本稿では、2022年のF1前半戦を振り返っていく。

ドライバーズランキング:獲得ポイントグラフ(Rd.1-13)

ドライバーズランキング:獲得ポイントグラフ(Rd.1-13)

Photo by: Motorsport.com / Japan

■第1戦バーレーンGP
優勝:シャルル・ルクレール/2位:カルロス・サインツJr./3位:ルイス・ハミルトン/PP:シャルル・ルクレール

 ルクレールが圧倒的強さでポール・トゥ・ウイン。サインツJr.も2位に入り、フェラーリが1-2フィニッシュと最高の形でシーズンをスタートさせた。一方レッドブル勢はフェルスタッペンがトラブルによりリタイア。ペレスもリタイアし、痛恨の無得点。3位には苦戦していたはずのハミルトンが入り底力を見せた。

→レースレポート

■第2戦サウジアラビアGP
優勝:マックス・フェルスタッペン/2位:シャルル・ルクレール/3位:カルロス・サインツJr./PP:セルジオ・ペレス

 ペレスがポールポジションから逃げたが、セーフティカーのタイミングが悪く4番手に後退。ルクレールvsフェルスタッペンの一騎打ちになった。レース最終盤にフェルスタッペンが最高速を活かしてルクレールを攻略し、今季初優勝。フェラーリ勢は2-3位だった。

→レースレポート

■第3戦オーストラリアGP
優勝:シャルル・ルクレール/2位:セルジオ・ペレス/3位:ジョージ・ラッセル/PP:シャルル・ルクレール

 ルクレールが今季2度目のポール・トゥ・ウイン。フェルスタッペンはルクレールを追いかけたがペースの面で敵わず、最後はマシントラブルでリタイアを喫することになった。サインツJr.はレース早々にコースオフしてリタイア。ペレスはレース中不運もありポジションを落とすシーンもあったが、なんとか2位でフィニッシュした。ラッセルが3位だった。

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■第4戦エミリア・ロマーニャGP
優勝:マックス・フェルスタッペン/2位:セルジオ・ペレス/3位:ランド・ノリス/PP:マックス・フェルスタッペン/スプリント:マックス・フェルスタッペン

 決勝レースはウエットコンディションでスタート。徐々に路面が乾いていくコンディションの中、フェルスタッペンが速さを見せてトップチェッカーを受けた。ルクレールはペレスを追い立てる中でスピンを喫し、大きく後退。レッドブルが1-2フィニッシュを決める中、6位でのフィニッシュとなった。3位にはマクラーレンのランド・ノリスが入った。

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■第5戦マイアミGP
優勝:マックス・フェルスタッペン/2位:シャルル・ルクレール/3位:カルロス・サインツJr./PP:シャルル・ルクレール

 ルクレールがPPからスタートし序盤を逃げたが、徐々にフェルスタッペンが追いつき、オーバーテイクを完了。ルクレールは追いすがったが、フェルスタッペンのレースペースには敵わず。結局フェルスタッペンが優勝し、ルクレールが2位となった。

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■第6戦スペインGP
優勝:マックス・フェルスタッペン/2位:セルジオ・ペレス/3位:ジョージ・ラッセル/PP:シャルル・ルクレール

 またもポールポジションはルクレールで、しっかりとホールショットを決めてレースをリードした。フェルスタッペンのコースオフで楽なレースになるかと思ったが、マシントラブルによりリタイア。ラッセルが首位に立ったが、レッドブル勢はこれを攻略。レッドブルが1-2フィニッシュを決め、ラッセルは3位となった。

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■第7戦モナコGP
優勝:セルジオ・ペレス/2位:カルロス・サインツJr./3位:マックス・フェルスタッペン/PP:シャルル・ルクレール

 ウエットコンディションとなったこのレースも、ルクレールがPPスタート。やはりレース前半をリードした。しかし、ウエットタイヤからインターミディエイトタイヤに交換するタイミングが遅れてペレスに先行される。さらにドライタイヤに交換する際にもタイムロスしてしまい、4番手まで後退。最後はフェルスタッペンを攻め立てたが攻略できず、表彰台すら逃した。優勝はペレス。初のモナコ優勝を手にし、表彰台で涙した。

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■第8戦アゼルバイジャンGP
優勝:マックス・フェルスタッペン/2位:セルジオ・ペレス/3位:ジョージ・ラッセル/PP:シャルル・ルクレール

 ペレスが2番グリッドから好スタートを決めて首位に浮上。ルクレールは必死にこれに食らいついたが攻略できず、VSC中にタイヤを交換。その後はルクレールがハイペースで飛ばしてレッドブル勢に急接近する。レッドブル勢がピットストップしたことでルクレールが首位に立ち、順調にレースを進めていたところでエンジンブロー。痛恨のリタイアに終わった。結局はフェルスタッペンが勝利し、ペレスが2位となった。

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■第9戦カナダGP
優勝:マックス・フェルスタッペン/2位:カルロス・サインツJr./3位:ルイス・ハミルトン/PP:マックス・フェルスタッペン

 フェルスタッペンがポールポジションからスタートし、レース終盤はサインツJr.の猛攻を凌ぎ切って優勝。レッドブル勢が6連勝を達成した。ルクレールはPU交換のペナルティにより下位からスタートしたことも響き、5位フィニッシュがやっとだった。

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■第10戦イギリスGP
優勝:カルロス・サインツJr./2位:セルジオ・ペレス/3位:ルイス・ハミルトン/PP:カルロス・サインツJr.

 サインツJr.がポールポジションからスタート。しかし2番手のフェルスタッペンは好スタートを決め首位に立つ。しかし後方で大クラッシュが起き、赤旗中断。スタートやり直しとなった。今度はサインツJr.が首位を維持したが、べケッツでコースオフした際にフェルスタッペンが先行。ただフェルスタッペンのマシンには他車が落としたパーツが刺さっており、ペースダウン。優勝争いから脱落した。レース終盤はルクレール、サインツJr.、ハミルトンの順で上位を争っていたが、セーフティカーが出動した際にフェラーリはルクレールをピットに呼び込まず、サインツJr.だけをピットに呼び戻した。レース再開後は、タイヤが古いルクレールのペースは当然優れず、サインツJr.が優勝、以下ペレス、ハミルトンの順でフィニッシュした。ルクレールは4位が精一杯だった。

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■第11戦オーストリアGP
優勝:シャルル・ルクレール/2位:マックス・フェルスタッペン/3位:ルイス・ハミルトン/PP:マックス・フェルスタッペン/スプリント:マックス・フェルスタッペン

 予選、そしてスプリントまではフェルスタッペンが圧倒。決勝もフェルスタッペンが逃げ切るかと思われた。しかしフェラーリ勢が食らいつき、フェルスタッペンを攻略。その後フェルスタッペンは早め早めにピットストップする戦略で対抗しようとするも、その都度フェラーリに抜かれることになった。レース終盤のVSCの際に、2台は揃ってタイヤを交換。ルクレールの4秒後方にフェルスタッペンという位置関係になった。しかしルクレールにはスロットルペダルが完全に戻らないという問題が発生。フェルスタッペンがひたひたと迫ったが、結局1.5秒差でルクレールが逃げ切り。第3戦以来の勝利を手にした。サインツJr.はマシンが炎上するトラブルに見舞われリタイアとなった。

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■第12戦フランスGP
優勝:マックス・フェルスタッペン/2位:ルイス・ハミルトン/3位:ジョージ・ラッセル/PP:シャルル・ルクレール

 ルクレールはポールポジションからスタートすると、次第に2番手フェルスタッペンを引き離していく。フェルスタッペンはこれでは勝負できないとピットイン。一方ルクレールはまだペースに余裕があったのか、フェルスタッペンのピットインに反応せずステイアウトする。しかしターン11で痛恨のミスからスピン。タイヤバリヤに激突し、レースを終えた。この事故でセーフティカーが出た際、フェラーリはサインツJr.をピットに呼び込むも、作業が遅れた上にアンセーフリリースを犯してしまい、ペナルティを科されることになった。結局ライバルのいなくなったフェルスタッペンが優勝。メルセデス勢がペレスを攻略し、今シーズン初めてのダブル表彰台を手にした。

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■第13戦ハンガリーGP
優勝:マックス・フェルスタッペン/2位:ルイス・ハミルトン/3位:ジョージ・ラッセル/PP:ジョージ・ラッセル

 ラッセルが初ポールポジションを獲得。第1スティントはそのポジションをキープした。しかし最初のピットストップを遅らせたルクレールが、新しいタイヤを活かしてラッセルを攻略した。ただルクレールは、ハードタイヤを履くとペースが優れなかった。そこに襲いかかってきたのがフェルスタッペンだった。フェルスタッペンは予選でトラブルに見舞われ、10番グリッドからスタート。そこから首位争いまで這い上がってきたのだ。フェルスタッペンはルクレールを攻略するとスピンして一度ポジションを落としたが、再度ルクレールを抜き優勝。ルクレールはハードタイヤを諦め、ソフトタイヤに交換するも、この判断はポジションを失うだけであり、結局5位だった。前戦に続き、メルセデスがダブル表彰台を手にした。

→レースレポート

■ランキング
1. マックス・フェルスタッペン:258ポイント/8勝/PP3回
2. シャルル・ルクレール:178ポイント/3勝/PP7回
3. セルジオ・ペレス:173ポイント/1勝/PP1回
4. ジョージ・ラッセル:158ポイント/0勝/PP1回
5. カルロス・サインツJr.:156ポイント/1勝/PP1回
6. ルイス・ハミルトン:146ポイント/0勝/PP0回

■コンストラクターズランキング
1. レッドブル:431ポイント/9勝
2. フェラーリ:334ポイント/4勝
3. メルセデス:304ポイント/0勝

コンストラクターズランキング:獲得ポイントグラフ(Rd.1-13)

コンストラクターズランキング:獲得ポイントグラフ(Rd.1-13)

Photo by: Motorsport.com / Japan

 
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