ピレリ、F1タイヤサプライヤー契約を2027年まで延長。F1ドメニカリCEOは競合したブリヂストンにも賛辞「彼らの印象的な提案を賞賛したい」

F1はピレリとタイヤサプライヤー契約を延長したことを発表。引き続き2027年まで、F1ではピレリタイヤが使われることになった。またF1のステファノ・ドメニカリCEOは、入札に参加したブリヂストンにも賛辞を送った。

Tyres outside of the Pirelli motorhome

 F1は10月10日にプレスリリースを発表し、ピレリとのタイヤサプライヤー契約を2027年まで延長したことを発表した。2028年はオプションとなっており、さらに1年契約が延長される可能性もある。

 ピレリは2025年から2027年のF1タイヤサプライヤーの入札に参加。2010年以来のF1復帰を目指すブリヂストンと、その契約を競い合っているものとみられていた。

 しかし数日前から、ピレリが契約を勝ち取ったとの噂が広まっていた。そしてその噂通り、今回正式に契約延長が発表された。

 なおこの契約には併催のFIA F2とFIA F3へのタイヤ供給も含まれており、さらに2030年までに二酸化炭素排出量実質ゼロを目指すF1の持続可能性目標を満たしていると認定された。2024年からピレリのF1タイヤは、森林管理協議会(FSC)の認定を受けるという。

 F1のCEOであるステファノ・ドメニカリはピレリについて「F1に復帰して以来、ピレリはかけがえのないパートナーであり続けた」と語っている。また入札に参加したブリヂストンについても「印象的な提案と仕事を賞賛したい」と語った。

 

前の記事 F1分析|カタールGPの決勝最速ラップは1分24秒3! スプリント予選よりも速い異常事態……全周全開アタックの超過酷レースのラップタイムを検証
次の記事 タイヤ供給継続のピレリ「F1は新しい技術や生産プロセスの野外実験室」ドメニカリF1CEOもコミットメント称賛

Sign up for free

  • Get quick access to your favorite articles

  • Manage alerts on breaking news and favorite drivers

  • Make your voice heard with article commenting.

エディション

日本 日本