F1
アストンマーチンF1、ホンダとの”提携準備”はスムーズに進行中「ホンダPUと自社製のギヤボックスを使うことで、自分たちの運命を自分たちで決められるようになる」
アストンマーチンF1のエンジニアリング・ディレクターであるルカ・フルバットが、2026年から組むことになっているホンダとの提携の状況について語った。
田中 健一
編集: 2023/10/01 7:58
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2026年からF1に正式に復帰することになったホンダ。そのホンダのパートナーとなるアストンマーチンのエンジニアリング・ディレクターを務めるルカ・フルバットは、ホンダとの仕事は既に始まっており、その中で非常にポジティブな兆候を感じていると、アストンマーチンF1のWEBサイトに公開されたインタビューで明かした。
アストンマーチンは1991年に誕生したジョーダン・グランプリに端を発するF1チーム。無限ホンダ時代、そしてフォードエンジンを搭載していた時代、さらにレーシングポイントの名称でメルセデス製PU(パワーユニット)を使っていた時代に勝利を手にしたことはあるものの、自動車メーカーのワークスチームだったことはなく、タイトルには手が届いていない。
しかし2026年からは、F1に正式復帰するホンダのワークスチームになることが決まっている。フルバットは現代のF1において、ワークスチームであることは非常に重要であると語った。
「以前はそれほどでもなかった。しかしハイブリッド・パワーユニットが導入されて以来、ワークスチームのみがチャンピオンになっている」
フルバットが言う通り、PUレギュレーションが導入された2014年以降は、まずはメルセデスのワークスPUを使ったメルセデスが圧倒的な強さを見せ、さらにその後はホンダ/HRCのワークスPUを使うレッドブルがシリーズを席巻している。
「我々はメルセデスから受け取っているモノに非常に満足している。しかしマシンの構造という観点から言えば、我々はメルセデスF1チームと、メルセデス・ハイパフォーマンス・パワートレインズ(メルセデスのPU部門)によって部分的に主導されている」
「我々はPU、ギヤボックス、リヤエンドの寸法を受け取る。それに基づいて、マシンの設計を適応させる必要があるんだ」
2026年からはホンダ製PUを使うのに伴い、これまでメルセデスから供給を受けていたギヤボックスを、自社内で製造することになる。
「2026年には、ホンダのPUと自社製のギヤボックスを使う。それにより、我々は自らの運命をコントロールできるようになるはずだ。勝利のために次の一歩を踏み出したいと思うならば、これは我々がしなければいけないことだった」
そのホンダとの協力体制は既に始まっており、計画は順調に進んでいるとフルバットは明かした。
「5月にホンダとの提携を発表して以降、非常に盛り上がっている。その発表直後にホンダと最初のミーティングを行ない、以後定期的に意見交換を行なっている」
「彼らにとってはまだ初期段階だが、2026年用エンジンの開発は急ピッチで進んでいる。アイデアを交換し合っており、彼らの反応は信じられないほどポジティブだ」
「前進するにつれて、協力関係は加速していくことだろう。期限は迫ってきており、場合によっては動けない場合もあるからね」
2026年のレギュレーションは完全に決定したわけではないものの、フルバットはその内容は非常に刺激的であると語る。
「新しいレギュレーションは、全てが非常に刺激的だ。大きなチャンスをもたらすことだろう。現時点で決まっている内容では、チームは新しいPUを補うために、非常に空力効率の高いマシンを開発する必要がある。困難ではあるものの、どのチームも同じ状況であり、他よりも良い仕事ができるかどうかは我々次第だ」
「2026年まではあと3シーズンある。だから2024年と2025年にも良い成績を収めたいと思っている。今シーズンの残りのレースでも良い成績を収め、チャンピオンシップにおけるポジションを上げたいと思っている」
「2026年は非常にエキサイティングな年だと思うが、全てをひとつのチャンスにかけるのは間違いだと思う」
「我々は様々な部分で、組織として改善する必要がある。2026年に備えるためには、次の2シーズンで学ぶことがとても重要なんだ」
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