F1 プレシーズンテストinバーレーン

まもなく始まるF1プレシーズンテスト。最速タイムと実際のシーズン中の強さに相関関係はあるのか?

2023年のF1プレシーズンテストは、バーレーンで行なわれる。この3日間は、シーズン開幕前に各チームが本格的な走行を行なうことができる、貴重な機会だ。

編集: 2023/02/22 10:40

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Charles Leclerc, Ferrari F1-75, Sergio Perez, Red Bull Racing RB18

 2023年のF1もまもなく開幕。それに先立ち、2月23〜25日には、バーレーン・インターナショナル・サーキットで、プレシーズンテストが行なわれる。

 ここ数年、F1はテストの日数が大幅に削減されており、今年はこのバーレーンでの3日間しか、シーズン開幕前にニューマシンを本格的に走らせる機会がない。それだけ、かなり重要な3日間ということになる。

 テストでの走行プログラムは、チームによって大きく異なる。使うタイヤ、燃料搭載量、予選パフォーマンス中心の走行プランなのか、あるいはロングラン中心なのか……など、比較を難しくする様々な要素があるため、本来のパフォーマンスを把握するのは至難の業だ。そういう意味では、各日の最速ラップタイムは、参考程度にとどめておくべきだろう。

 では過去11年のテストでの最速タイムと、当該サーキットで開催されたグランプリとではどんな関係性があるのだろうか? 比較してみることにしよう。

年

サーキット

テスト最速ドライバー

チーム

テスト最速タイム

GPでのPP獲得ドライバー

チーム

ポールポジションタイム

2022 

バーレーン

M.フェルスタッペン

レッドブル

1'31''720

C.ルクレール

フェラーリ 

1'30''558

2021 

バーレーン

M.フェルスタッペン

レッドブル

1'28''960

M.フェルスタッペン 

レッドブル

1'28''997

2020 

バルセロナ

V.ボッタス

メルセデス 

1'15''732

L.ハミルトン

メルセデス 

1'15''584

2019 

バルセロナ

S.ベッテル

フェラーリ 

1'16''221

V.ボッタス

メルセデス 

1'15''406

2018 

バルセロナ

S.ベッテル

フェラーリ 

1'17''182

L.ハミルトン

メルセデス 

1'16''173

2017 

バルセロナ

K.ライコネン 

フェラーリ 

1'18''634

L.ハミルトン

メルセデス

1'19''149

2016 

バルセロナ 

K.ライコネン 

フェラーリ 

1'22''765

L.ハミルトン 

メルセデス

1'22''000

2015 

バルセロナ 

N.ロズベルグ

メルセデス 

1'22''792

N.ロズベルグ

メルセデス

1'24''681

2014 

バーレーン 

F.マッサ 

ウイリアムズ 

1'33''258

N.ロズベルグ

メルセデス

1'33''185

2013 

バルセロナ

N.ロズベルグ

メルセデス 

1'20''130

N.ロズベルグ

メルセデス

1'20"718

2012 

バルセロナ

K.ライコネン

ロータス 

1'22''030

P.マルドナド

ウイリアムズ 

1'22"285

 過去11年の間で、テストで最速タイムを計測したドライバーが、同一サーキットでのグランプリでポールポジションを獲得した回数は3回のみ。チームに幅を広げても、4回のみという低い数字である。

 昨シーズンは、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが、テストの最終日に最速タイムをマークした。しかしバーレーンGPでは、予選ではフェラーリのシャルル・ルクレールがポールポジションを獲得。決勝でもルクレールが優勝した。

 フェラーリとルクレールは、シーズン序盤は確かに速さを発揮した。しかしその後、フェラーリには信頼性の問題、戦略ミス、ドライバーのミスなどが重なり、結果的にはレッドブルとフェルスタッペンが圧倒的な強さでシーズンを席巻した。

 ただコンストラクターズチャンピオンを獲得したチームという点でも、テストで最速タイムを計測していたのは11年中3回のみ。やはりテストでのタイム結果がシーズンに直結するということも少ない。

 このテストから勢力図を把握するためには、各チームのロングランデータ、そしてその時にどのタイヤを履いていたのか……そのあたりをしっかりと見極める必要がありそうだ。

 それ以上に気になるのは、走行するマシンがどんな形状なのかということ。近年は発表会で披露されたマシンと、テストで走行するマシンが大きく違うことも少なくないため、じっくりと走行写真を見比べたいところだ。特にレッドブルとアルファタウリの2チームは、2023年用のニューマシンをまだしっかりと公開しておらず、その形状に注目が集まる。

 

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