超絶カッコイイ! 製品化の要望も高まる初代ガンダム“RX-78-2”のアルファタウリF1ver。バンダイナムコにこだわりを訊く「ファンの皆さんが意図に気づいてくれて嬉しい」
アルファタウリとコラボレーションしたRX-78-2が公開された。そのデザインの注目ポイントについて、バンダイナムコの担当者に話を訊いた。
今週末に開催されるF1のラスベガスGPで、角田裕毅擁するアルファタウリが、ガンダムとコラボレーションする。世界的な人気が高いガンダムとF1のコラボレーションについては、好感を持って迎えられた。日本においても、SNSを中心に大歓迎する声が多く寄せられた。
なお今回のコラボレーションにあたって、アルファタウリF1仕様の特別カラーリングを施したいわゆる初代ガンダム“RX-78-2”が公開された。アルファタウリのダークブルーと白をベースとしたカラーリング、そこに角田のカーナンバー22が綺麗に入れられており、ガンプラとしての製品化を求める声も多い。
この“アルファタウリ・バージョン”のガンダムはどのように誕生したのか? バンダイナムコエンターテインメントアメリカ(Bandai Namco Entertainment America Inc.)のブランド開発責任者を務めるアントニオ・ハーベスト氏が、今回の特別仕様ガンダムについて、説明してくれた。
「私たちは、BANDAI SPIRITSと共に、この唯一無二のキットを制作しました。この作品の制作における彼らの細部へのこだわりについて、特に2つの点を強調したいです」
ハーベスト氏はそう説明を始めた。
「まずはカラーデザインです。アルファタウリのF1マシン“AT04”の要素をガンダムの各要素に取り入れました」
「“AT04”のダークブルー/ホワイトの配色をボディに、脚部などのボディ内パネルはカーボンカラーに、各種ジョイントやフレームはホイールカラーをそれぞれイメージし、今回のコラボレーションに完璧にフィットする配色を心がけました」
そんな中でも、特にこだわった部分があるという。
「特にこだわったのは、ガンダムの頭部のアンテナです」
「オリジナルのガンダムである”RX-78-2”のデザインでは、アンテナの色は白一色なのですが、顔・アンテナはファンが一番目にする場所なので、“AT04”の要素を加えたかったのです。そこで、“AT04"のヘイローの赤とガンダムの白いアンテナを組み合わせることで、印象的で個性的なモデルに仕上げることにしました」
「ファンのみなさんが、私たちがどこからインスピレーションを得たのかに気づいてくれたのは嬉しかったですね」
ガンダムに貼られたデカールにも、こだわりがあるという。
「角田裕毅選手のカーナンバーは22番なので、肩、シールド、足首に目立つように配置しました」
「また左腕のシールドのスクーデリア・アルファタウリのマークにはこだわりました。もともと立体的なデザインである盾に、より魅力的に見えるようにマークを配置するために、さまざまなデザインを検討しました。最終的に、デカールを大きく使用することで、“AT04”のカラーリングの背面部分を模倣するだけでなく、2つの非常に異なるブランドを結びつけることに成功しました」
SNSを通じて、このガンダムのカラーリングについては様々な考察が寄せられた。そのことについてハーベスト氏は「私たちがこのガンダムの模型を共同作品にするために費やした努力に気づいていただき、ありがとうございます」と感謝の意を述べた。
ハーベスト氏によれば、このアルファタウリのカラーリングが施されたRX-78-2ガンダムは、残念ながらガンプラなどの発売は今のところ予定されていないという。
でも、多くの方はこう思っているはず。「絶対欲しい!」と。
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©創通・サンライズ
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