F1 オーストラリアGP

アルピーヌ代表、再スタート前の順位で決着を懇願も、最終決定を受け入れる「それがルールだからね」

F1オーストラリアGPが最終周の58周目に再開されたことで11ポイントを失うことになったアルピーヌは、再開前の順位でレースを終了させることを願っていたことを明かした。

Adam Cooper Ken Tanaka

公開日時: 2023/04/04 10:50

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Marshals remove the damaged car of Pierre Gasly, Alpine A523, with a truck after the race

 アルピーヌのチーム代表であるオットマー・サフナウアーは、F1オーストラリアGP決勝での最後の赤旗中断前の順位が最終結果となることを望んでいたと認めた。

 F1オーストラリアGPは、赤旗が3回振られる波乱のレース。この影響を最も大きく受けたのは、アルピーヌだったかもしれない。

 アルピーヌは、ハースのケビン・マグヌッセンのクラッシュにより、55周目に赤旗が振られた際、ピエール・ガスリーが5番手、エステバン・オコンが10番手と、2台揃って入賞圏内を走っていた。

 そしてレースはその後、57周目に再スタートが切られた。しかしこの直後、ターン1から先では数々のインシデントが発生。そのひとつがアルピーヌ勢2台による同士討ちだった。アルピーヌの2台はマシンを大破させ、ターン2の先に並ぶようにマシンを止めることになった。

 これらのインシデントにより、レースはすぐさま赤旗中断。この時点で残りは1周。レースを再開してセーフティカー先導でチェッカーを受けるのか、あるいはこの時点でレース終了になるのか……世界中の人々が固唾を飲んでその決断を待った。

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 スチュワードが下した決断は、レース再開。これで落胆したのは、アルピーヌ勢だった。もしその時点でレースが終わっていれば、レース再開前の順位が最終順位として採用されていたわけで、アルピーヌは2台合計で11ポイントを稼いでいたはずだ。

 F1のスポーティングレギュレーションには、以下のように記載されている。

「スプリントセッションまたは決勝レースが再開できなかった場合は、スプリントセッションまたは決勝レ ースは中断の合図が出された周回の1つ前の周回が終了した時点の結果が採用される」

 アルピーヌのサフナウアー代表は、その時点でレース終了とするよう、働きかけを行なったことを認める。

「そうなるよう、我々は間違いなくプッシュした。セーフティカーライン2で、我々がどこにいたのか分からなかったがね。でも、おそらくそこ(入賞圏内)にいただろう」

「セーフティカーライン2は、ターン1の手前にある。だからピエール(ガスリー)は、おそらく4位くらいにはいたはずだが、確かに我々は再スタートしないように訴えた」

「でも、彼ら(レーススチュワード)は正しい決断をしたと思う。それがルールだ。だから、それに従わなければいけない」

 サフナウアー代表は、マグヌッセンの事故で赤旗が出されたことについては、支持する姿勢を見せる。

「赤旗を出すかどうかということについて、私は全ての状況を理解しているわけではない」

「しかしスポーティングディレクターと話したところ、彼はコース上に金属の破片があると考えており、それを全て取り除かなければいけないと言っていた」

「ホイールが破損し、コース全体にマグネシウムの破片が散らばっている時には、それを取り除かなければいけない。ゴムなら別だけどね。ただゴムだったとしても、それが跳ね上がってしまって、高速で誰かにぶつかるのは望ましいことではないだろう」

 

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