アルボン、メルセデスの元戦略担当ボウルズのウイリアムズ代表就任を歓迎「彼がいた場所に、僕らを連れていってくれる」
ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンは、昨年までメルセデスの戦略担当だったジェームス・ボウルズが新たにウイリアムズのチーム代表に就任したことを歓迎している。
ウイリアムズの2023年マシンFW45のカラーリングが、2月6日に発表された。同チームのドライバーであるアレクサンダー・アルボンにとっては、F1復帰2シーズン目、ウイリアムズ加入2シーズン目ということになる。
ただウイリアムズは今シーズン、チーム体制が大きく変わった。昨シーズンまでチーム代表を務めてきたヨースト・カピトがチームを離れ、長くメルセデスの戦略を担当してきたジェームス・ボウルズが後任としてチーム代表に就任することになった。
ここ数年、下位に低迷してきたウイリアムズ。ボウルズの代表就任は、かつての常勝軍団復活の兆しとなるのだろうか? アルボンはボウルズがメルセデスからノウハウを持ち込むことに期待していると語る。なおボウルズは2月20日から、ウイリアムズでの業務をスタートする予定だ。
「タイミングについては、少し難しかった。ちょうど今は、次のシーズンの準備のピークに近いからね」
アルボンはチーム代表が変わったことについてそう語る。
「僕はヨーストのことがとても好きだったし、素晴らしい関係を築くことができていた。彼は僕を、F1に戻してくれた人だ。だから僕は、彼のために多くの時間を費やしたんだ」
「でもジェームスは、メルセデスの経験を手に、僕らのチームに参加する。そのことが物事を好転させ、マシンの進化を促してくれることを願っている」
「まずは彼のガーデニング休暇が終わるまでの間に、短期的に僕らがどんな進歩を遂げることができるかどうか、見てみようと思う。そしてもちろん、長期的にはこれまでとは違う視点があるというのは素晴らしいことだ。彼はメルセデスという、これまで多くの成功を収めてきたチームからやってくるのだから」
「ジェームスは、メルセデスのあらゆる分野で、多くの経験を積んできた。僕らはそれを有効に活用できると思う」
アルボンは、かつてウイリアムズに所属し今はメルセデスに在籍しているジョージ・ラッセルからも、ボウルズのことについて聞いたという。
「ジョージとも少し話をした。でも、それほどたくさん話したわけじゃないよ。彼は休日も忙しすぎる。あっちに行ったり、こっちに行ったりしていたんだ。時差が大きいのもよくなかった」
「彼からも少し聞いたけど、僕が知っている人はみんな、ジェームスを非常に高く評価している。彼は多くのことをチームにもたらすことができると確信している。仕事し始めるのが待ち遠しいね」
「もちろん電話でも話したし、夕食も共にした。彼が考えていることは素晴らしいよ。彼が非常に熱心だということも分かったし、彼が知っている場所にこのチームを連れていきたいと熱望しているんだ。とてもエキサイティングだよ」
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