RBテクニカルディレクター、エジントンが”4年目”の角田裕毅にかける期待「これまで十分な経験を積んできたが、まだまだ成長できるはず」
F1参戦4年目を迎える角田裕毅について、RBのテクニカルディレクターであるジョディ・エジントンが期待を語った。曰く、角田はこれまで大きく成長してきたものの、さらなる成長が期待できると考えているようだ。
まもなく開幕を迎えるF1の2024年シーズン。新生RBの角田裕毅は、F1で4年目のシーズンを迎えることになる。
昨シーズン終盤、角田はコンスタントに入賞を狙える位置を走り、先日まで行なわれたプレシーズンテストでも順調に走行した。
同チームのテクニカルディレクターを務めるジョディ・エジントンは角田について、まだまだ成長途中であり、今季は昨年以上のパフォーマンスを期待できると考えているようだ。
「ユウキはまだ成長しているところだ。そして、ドライバーとしてさらなるスキルを身につけている」
エジントンはそう角田について語った。昨年までチーム代表を務めていたフランツ・トストは常々、ドライバーがF1に慣れるためには3年が必要だと語ってきた。角田はその3年を超えた期間に突入するわけだが、さらに成長できるはずだと、エジントンは期待しているのだ。
「彼がピークに達したとは思っていない。確かに、フランツの言っていたことはその通りだ。しかし彼は今の力以上のモノを持っている。彼はここまで長い道のりを歩んできたが、その天性のスピードには疑いの余地がない。彼はその速さを中心に、より安定し、よりレースで強いドライバーになるために改善していっている。ご存知の通り、天性のスピードがあるからと言って、レースで強いとは限らないからね」
「彼はこのチームに大きく貢献している。昨年の終盤はかなり好調な走りを見せてくれたし、我々も彼に少しドライビングしやすいマシンを与えることができた。だから我々は、彼からもっと良い成績を手にできると思うんだ」
「彼はまだそのための成長途中にいる。とはいえ、十分な経験を積んできた」
エジントンは、角田から寄せられるフィードバックについても高く評価している。そして、角田がこれまでしてきた努力を賞賛した。
「フィードバックについては、彼が懸命に取り組んできたことのひとつだと思う。彼の理解のレベルは高く、チームに対する貢献は本当に高く評価されているし、彼自身の中での自信も高まっている」
「若いドライバーにとっては、大きなチームに加わり、周りで起きていることの全てを見て、そして自信を持ってチームに貢献できるようにするというのは、非常に難しいことなんだ」
「でも彼はこれまでの経験で、優れたデータベースと、優れた基準を手にした。つまり、今の彼は経験を活かすことができるんだ。チームに加わったばかりの時点では、そういう経験は持っていないからね」
「そういう面で、ユウキは良い仕事をしてきたと思う。最初は、働きやすい環境ではなかったはずだ。しかしそれでも、一生懸命働いてきた。それについて、ユウキは多大な努力をしたはずだ」
「F1に関する仕事を真に理解するのは、簡単なことではないはずなんだ」
記事をシェアもしくは保存
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。