ガスリー、全力アタックでQ3進出……しかし決勝は厳しい戦いに?「速いマシンが後ろからやってくる。厳しい戦いになるはず」
F1オランダGPの予選でQ3進出を果たしたピエール・ガスリー(アルピーヌ)は、決勝は厳しい戦いが待っていると覚悟している様子だ。
ピエール・ガスリー, アルピーヌA524
写真:: Sam Bloxham / Motorsport Images
アルピーヌのピエール・ガスリーにとって、F1オランダGPの土曜日は、良好な1日となった。しかし決勝に向けては、慎重な構えを崩していない。
オランダGPの2日目午前中のFP3は雨に見舞われ、しかもウイリアムズのローガン・サージェントのクラッシュにより、走行時間が非常に限られるセッションとなった。そんな中、残り2分で赤旗中断が解除された後、ガスリーが最速タイムをマークすることとなった。
続いて行なわれた予選はドライコンディションに改善。ガスリーはここでQ3まで進出。そしてアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)の失格に伴い、9番グリッドを手にした。
ガスリーにとってF1オランダGPの土曜日は、幸運な1日と言えるだろう。
「今日の僕らの努力には満足しているよ。予選前からQ1とQ2を突破するのは難しいのは明らかだった。金曜日の難しいフリー走行の後では、その困難はいつも以上だった」
ガスリーは予選後にそう語った。
「それでもQ3に進出できたので満足だ。マシンの能力を最大限に活かすことができた。Q3では少し力不足だったけど、それでもトップ10に入れたし、ポイントを争うのに十分な位置にいる」
しかしガスリーは、決勝に向けて楽観視しているわけではない。予選でうまくいかなかったトップグループのマシンが、追い上げてくるのは必至だからだ。
「明日はルイス(ハミルトン/メルセデス)やカルロス(サインツJr./フェラーリ)が後方からスタートするので、僕らにとっては大変な戦いが待っていることは分かっている」
「厳しいレースになるだろうけど、準備を整えていくつもりだ。僕は、前からスタートするマシンを追いかけていかなければいけない。ポイントを獲得できれば素晴らしいし、それが目標になるだろう」
一方でチームメイトのエステバン・オコン(16番グリッド)は、ポイント獲得は難しいのではないかと考えているようだ。
「これまでのところは残念な週末になっている。マシンのセッティングに苦労し、どんなコンディションでもグリップがほとんどなかった。全てをまとめて、十分な速さのラップを完了するのが難しかった」
そうオコンは言う。
「グリッドの位置、そしてそしてサーキットの特性を考えると、決勝では目標とする位置(入賞)に到達するのは難しい位置からのスタートとなる。今日の走行から有益なデータを抽出してそこから学び、明日に向けた競争力を高めるために全力を尽くすことができればと思っている」
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