RBメキーズ代表、大失敗に終わった角田裕毅の2ストップ作戦を説明「少しでもポジションを上げるためにリスクを冒したが、うまくいかなかった」
角田裕毅はF1オランダGPで採った2ストップが全くうまくいかず、大きく順位を落としてフィニッシュした。この戦略について、RBのメキーズ代表が語った。
Yuki Tsunoda, RB F1 Team VCARB 01
写真:: Andrew Ferraro / Motorsport Images
RBのチーム代表であるローレン・メキーズが、角田裕毅の戦略について「ポジションを上げるためにいくつかのことを試した」と語ったが、これがうまくいかなかったことを認めた。
角田は11番グリッドからソフトタイヤを履いてスタート。しかしポジションを落としてしまうことになった。その後は多くのマシンは1ストップで走り切る中、2ストップ作戦を決行。しかしピットストップを終えてコースに戻る度にトラフィックに引っかかる格好となり、ポジションを落としていく結果に。最終的に17位でフィニッシュすることになった。
角田はレース後、この戦略について次のように語った。
「ピットインのタイミングのせいで、僕は常に他のマシンの後ろにいて、乱れた空気の中を走ることを強いられ、トラフィックの中に閉じ込められてしまいました。何もできなかった……自分のペースも何も示すことができませんでした」
「戦略についてもっと話をしなければいけません」
メキーズ代表はこの角田の戦略について、少しでもポジションを上げるためのものだったと語った。
「シーズン後半を、今日よりも良いパフォーマンスでスタートしたかった」
そうメキーズ代表は語った。
「予選以降、周りのライバルたちと比べて、パフォーマンスが足りないことが明らかになった。相対的なパフォーマンスをコンマ数秒落とすだけで、トップ10で戦えるかどうかが変わる」
「レースではポジションを上げるためにいくつかのことを試した。ユウキについては、2ストップでレースをさせるというリスクを冒したが、明らかにうまくいかなかった。レースの大半でトラフィックに見舞われてしまったんだ」
「我々にとってはスムーズな週末ではなかった。でも、チームとして確実に学び、より強くなって戻ってきたい」
「非常に僅差の中団グループで先頭を走り続けるためには、マシンにもっとスピードが必要なことはよく分かっている。ファエンツァとビスターの全員が、マシンにアップデートをもたらすために全力で取り組んでいる」
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