F1 オランダGP

角田裕毅、シーズン後半もやることは一緒「多くの憶測が飛び交っていますけど……自分にできることに集中するだけです」

RBの角田裕毅は、レッドブルのセルジオ・ペレスの去就に関して様々な噂が飛び交っていることは承知しているものの、すべきことはこれまでと何も変わらないと語った。

Yuki Tsunoda, Visa Cash App RB F1 Team

角田裕毅, Visa Cash App RB F1 Team

写真:: Sam Bloxham / Motorsport Images

 サマーブレイクを挟み、いよいよ今週末のオランダGPからシーズン後半戦がスタートする2024年シーズンのF1。RBの角田裕毅は、シーズン後半には多くのアップデートが投入される予定であり、それに大きな期待を抱いていると明かした。

 角田はシーズン前半には7戦で入賞を記録し、合計22ポイントを獲得。ランキング12番手につけている。RBも34ポイントを手にしてコンストラクターズランキング6番手である。

 しかしランキング7番手のハースとは7ポイント差。アルピーヌやウイリアムズも徐々にパフォーマンスを上げつつあり、まだ安堵できるポジションとは言えない。ただ角田は、シーズン後半に投入予定のアップデートに大きな期待を寄せていると、オランダGPの木曜記者会見で語った。

「シーズン前半は良かったです。確かに前半最後の5レースくらいは、他のチームもかなり成長してきたため、少し難しい状況でした。彼らはかなりのペースで追い上げてきていて、中団グループは非常に拮抗しています」

「一部のコースでは期待通りの走りができませんでしたが、力強く巻き返すことができました」

 角田はそう語った。

「でも僕らは良いチームだと思っています。チャンピオンシップで6位を目指して戦い続けますし、多くのアップデートも投入します。今シーズン後半は、さらに上を目指します」

「そのアップデートを最大限に活用して、高い目標を掲げています」

 角田の個人的な目標についても質問が飛んだ。レッドブルのセルジオ・ペレスが不調に陥っていることから、ペレスがレッドブルから更迭され、角田もその後任候補の一員になっているのではないかという噂が、シーズン前半の間にも飛び交った。

 実際のところレッドブルは、夏休みを境にペレスのシートを奪うことはせず、後半も同じラインアップで戦うことを決めた。しかし既にペレスはレッドブルと来季の契約を結んでいるとはいえ、その契約が破棄される可能性があるのではと言われる。

 シーズン後半は角田にとって、自分がレッドブルのシートに相応しいということを証明するチャンスではないか? そう尋ねられると、角田は次のように語った。

「それは過去3年と同じことです。レッドブルだけではなく、他のチームにも自分の力を証明するためには特にです。でもそれは、いつもと同じです」

 そう角田は語った。

「多くの憶測が飛び交っていますけど……僕がやることは同じです。いずれにしても、(レッドブルのシートがどうなるかは)僕がコントロールできることではないです。ベストを尽くして、自分にできること、集中すべきことに集中するだけです」

 

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