レッドブルF1のホーナー代表、フェルスタッペンのチーム復活に向けた献身を賞賛「王者の成熟度合いが見える」
ダブルタイトル3連覇に向け黄色信号が点りつつあるレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、フェルスタッペンが復活に向けてチームに大いに協力している姿勢を賞賛した。
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写真:: LAT Images
レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、チームが苦境に喘いでいる中でも、マックス・フェルスタッペンは献身的な姿勢で復活に向けて注力していると賞賛した。
レッドブルは今シーズン、レースを重ねるごとに相対的な戦闘力を落とすという、厳しい状況に陥っている。先日行なわれたイタリアGPを終えた段階では、コンストラクターズランキングで依然首位をキープしているものの、マクラーレンに8ポイント差まで接近されている。ドライバーズランキングでも、フェルスタッペンは62ポイント差で首位に立っているものの、マクラーレンのランド・ノリスに逆転されてしまう可能性が高まってきている。
フェルスタッペンはこの状況に満足しておらず、チームに奮起を期待している。その一方でホーナー代表は、フェルスタッペンが現在の状況から抜け出す手助けをすべく、チームに積極的に働きかける姿勢を賞賛した。
「マックスに本当に感銘を受けたのは、彼がこの状況に真剣に取り組んでいるということだ」
ホーナー代表はF1公式サイトのインタビューにそう語った。
「彼はパニックに陥ることなく、エンジニアたちと協力して、どこに問題があるのかをとても明確に説明し、時間と労力を費やしている」
「彼は朝早くから働き、先週はZOOMでの会議にも参加した。次のレースに向けてもシミュレータに挑み、本当に一生懸命取り組んでいる。エンジニアたちと協力する様子は、彼の世界チャンピオンとしての成熟度を示していると思う」
ホーナー代表は、現在の厳しい状況からチームは必ず巻き返すと誓った。
「現在の状況は、誰にとっても好ましいものではないし、誰も満足していない。この状況を好転させるためには、本当に一生懸命取り組まなければいけない」
「このチームには強さがあり、才能ある人材の厚い層がある。我々は巻き返すつもりだ」
「今のパフォーマンスから判断すれば、両方の選手権で絶対的なプレッシャーに晒されてしまっていると言えるだろう」
「我々は今回(イタリアGPで)は4番目に速いマシンだった。それが現実だ。状況を好転させなければいけない」
「両方のタイトルを確実に獲得するなら、マシンのパフォーマンスを引き上げなければいけない」
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