フェラーリ代表、早い段階で1ストップを確信したと明かす「最初からそれが最善なのは明らかだった」
フェラーリのフレデリック・バスール代表は、シャルル・ルクレールがハードタイヤに履き替えて比較的早い段階で、1ストップで走り切れることを確信していたと明かした。
Charles Leclerc, Scuderia Ferrari, 1st position, celebrates on arrival in Parc Ferme
写真:: Sam Bloxham / Motorsport Images
母国レースとなるイタリアGPを制したフェラーリ。チーム代表のフレデリック・バスールは、1回目のタイヤ交換を終えた後10周程度を走った段階で、シャルル・ルクレールがそのままチェッカーまで走り切れることを確信していたと明かした。
F1イタリアGPでは、マクラーレンのオスカー・ピアストリがレース序盤を制圧。そのまま2勝目を挙げる公算が高いと見られていた。しかしピアストリが2回目のピットストップを行なっても、その後方を走っていたフェラーリのシャルル・ルクレールは反応せず。結局ルクレールは、ピットストップ1回のみでレースを走り切り、優勝をもぎ取ってみせた。
フェラーリ陣営、そしてサーキットに詰めかけたフェラーリファン(ティフォージ)が歓喜に沸いた一方、マクラーレン陣営、特にピアストリが大きく肩を落とした。
フェラーリのバスール代表は、1ストップ戦略が可能かどうか、そんなことは考えていなかったと明かした。
「ピットウォールでは、最後まで走り切ることが可能かどうか、考えないようにしている」
バスール代表はそう語った。
「我々は後方とのギャップをマネジメントし、ドライバーたちに目標とするラップタイムを伝えている。それが可能かどうかについては、あまり考えすぎないようにしているんだ」
「確かにレースはかなり奇妙なモノだった。我々は1ストップで走り切るつもりでスタートしたが、マクラーレン勢は最初のスティントで、予想していたよりも少し早くプッシュし始めた。その後、ノリスが我々よりも早く苦労し、ピットストップしなければいけなくなった。だから我々は、彼をカバーして、彼らと同じ戦略のレースを続けようとしたんだ。その時点で、タイヤの面でのアドバンテージがあるという感覚があったからね」
バスール代表曰く、そのアドバンテージは、想像以上に大きかったようだ。
「アドバンテージは非常に大きく、ハードタイヤで10周走った後、最後まで走り切れるということは、我々としては明らかだった」
そうバスール代表は明かす。
「ある段階で崖が来る(突然ペースが落ちる)こともあるので、実際にどうなるかは分からなかった。でも、そうはならなかった。ふたりのドライバーは、うまく対処したんだ。彼らは毎周、とても安定して目標のラップタイムを達成することができたんだ」
ピレリは当初から、スティントの序盤にプッシュしすぎないようにすることが今回は特に大切だと何度も言っていた。それを忠実に守ったことが、今回の勝因のひとつかと尋ねられると、バスール代表は次のように語った。
「戦略については、今朝から1ストップがおそらく最善の選択であることは明らかだった。しかし、最初の数周でプッシュしすぎないように、ゆっくりと走り始めることも重要だった」
「ポジションを失っても、戦わなければ、ハードタイヤでの2回目のスティントをうまくスタートさせることができるだろう。最初の数周は(ペースを)コントロールすることができていた。彼(ルクレール)は他のドライバーよりもうまくやれていたのかもしれない。それが、レースの最後には報われた」
戦略が見事的中し、最速と目されたマクラーレンから勝利を奪い取る格好となったフェラーリ。最終ラップを迎えた時の心境を、バスール代表は次のように表現した。
「我々はシャルルに目標を設定していた。毎周、ピアストリにどれだけ迫られてもいいか計算していた。そして最終ラップに入り、『よし! これで安全だ』という感じだった」
「最終周に入った時には、4秒くらいの差があったと思う。それから信頼性について考え始めた。集中力を維持しようとしていたんだ」
「そういうことは簡単にできるわけじゃないけど、表彰台について考えすぎないことが最も重要なんだ」
記事をシェアもしくは保存
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。