アップデートが機能しない! 角田裕毅Q1敗退に嘆く「シミュレータで感じたモノとは全く違うんです」
F1イタリアGPの予選でQ1敗退を喫したRBの角田裕毅。今回投入されたアップデートが期待通りに機能していないことが、この結果に繋がっているようだ。
Yuki Tsunoda, RB F1 Team VCARB 01
写真:: Zak Mauger / Motorsport Images
RBの角田裕毅は、F1イタリアGPの予選で16番手。Q2に進出することができなかった。この結果について角田は、投入されたアップデートをうまく機能させられていないと明かした。
F1イタリアGPの予選Q1で、角田はチームメイトのダニエル・リカルドに0.044秒届かず16番手。Q1敗退となった。この結果をエンジニアから伝えられた角田は「馬鹿げている」という言葉を使い、不満を露わにした。
「FP1から、僕はかなり遅れていました。でもセッションごとに集団との差を縮めることができていたんですが……明らかに十分ではありませんでした。それだけです」
角田はそう語った。
「アップデートを投入すると、こういうことは起こります。そしてもちろん、アップデートはコースで試して、うまく機能しているかどうかを確認する必要があるんです」
しかしその確認の結果、今回のアップデートは期待通りには機能していないと角田は明かす。なお今回は角田のマシンにのみ、アップデートパーツが搭載されている。
「第一に、シミュレータで感じたモノとは全く異なる動きをしているみたいです。そして第二に、紙の上ではうまくいくはずなんです。数字だけ見れば、かなりラップタイムを稼ぐことができるはずです。でも今までのところ、それには程遠く、僕らが望んでいるところからはかなり離れています。それは確実に理解しておくころです」
「今週は新しいアップデートに、大きな期待を抱いて望んでいたと思います。でも、うまくいかなかったみたいです」
角田はアップデートによって後退しているわけではないことを願うしかないと語った。
「ダウングレードとかになっていないことを願っています。ただペースが足りなくて、あちこちで滑っていて、1周を通じて限界がありました。彼(リカルド)と比べても似たようなモノなんですが、何をしても滑ってしまうだけなので……わかりません。僕が苦労しているだけかもしれません。でもそれと同時に、追いつくのはかなり難しいです」
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