F1 イタリアGP

フェラーリ世紀の逃走劇。ルクレールまさかの1ストップでピアストリを下す「モナコとモンツァは、毎年勝ちたい2戦なんだ!」

フェラーリがまさかの好戦略を成功させ、1ストップでF1イタリアGPを逃げ切り。シャルル・ルクレールは自身の母国に続き、チームの母国でも勝利を掴んだ。

Charles Leclerc, Ferrari SF-24, battles with Oscar Piastri, McLaren MCL38

Charles Leclerc, Ferrari SF-24, battles with Oscar Piastri, McLaren MCL38

写真:: Zak Mauger / Motorsport Images

 フェラーリのシャルル・ルクレールが、F1イタリアGPを勝利。モンツァ・サーキットに詰めかけたフェラーリファン(ティフォージ)を大いに沸かせた。この勝利についてルクレールは「信じられない気持ち」だと、繰り返し語った。

 ルクレールは4番グリッドからスタート。1周目に2番手まで上がると、その後は首位を行くオスカー・ピアストリ(マクラーレン)を追いかけた。

 当初は1秒差以内に食らいついていたものの、ピアストリがペースを上げると徐々に遅れ始め、ここで勝負あったかのように思われた。しかしルクレールとそのチームメイトであるカルロス・サインツJr.は、ライバルのマクラーレン勢が2ストップ作戦を採る中、1ストップで走り切ることに賭けた。マクラーレン勢が猛追しサインツJr.は攻略されてしまったものの、ルクレールのペースは最後まで衰えず、結局ルクレールはトップチェッカー。自身の母国であるモナコGPに続き、今季2勝目を挙げた。

「信じられない気持ちだ。実際、最初に勝った時(2019年)も同じような感じだったな」

 そうルクレールは語った。

「2回目は……もし2回目に勝てることがあったとしても、それほど特別には感じないだろうと思っていた。でも最後の数周は、2019年にグランドスタンドを見ていた時の感情と全く同じだったんだ。不思議だけど、信じられないような気持ちだよ」

「モナコとモンツァは、毎年勝ちたいと思うふたつのレースだ。もちろん、できるだけ多くのレースに勝ち、できるだけ早くワールドチャンピオンになりたいと思っている。それでも、このふたつのレースはシーズンの中でも特別な2戦なんだ」

「今年はなんとか勝つことができた。だから、とても、とても特別な気持ちだ」

 

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