フリー走行レポート
F1 アゼルバイジャンGP

ラッセル最速でルクレールとノリス退ける。RB角田裕毅は12番手|F1アゼルバイジャンGP FP3

F1アゼルバイジャンGPのフリー走行3回目では、メルセデスのジョージ・ラッセルが最速。RBの角田裕毅は12番手だった。

George Russell, Mercedes F1 W15

George Russell, Mercedes F1 W15

写真:: Dom Romney / Motorsport Images

 バクー市街地サーキットを舞台に開催されているF1第17戦アゼルバイジャンGP。2日目のフリー走行3回目ではメルセデスのジョージ・ラッセルが最速タイムをマークし、セッションをトップで終えた。RBの角田裕毅は12番手だった。

 FP3は予選や決勝を前にした最後のフリー走行セッション。各チームとも、この1時間でマシンセットアップを煮詰めることとなる。

 気温27度、路面温度32度というコンディションの中FP3が開始。ピットレーンがオープンになると、まずはレッドブルのセルジオ・ペレスから走行をスタートした。

 なお、このセッションでは軽い雨粒が落ちてきているとドライバーから無線が入ることがあったものの、本降りとなることはなかった。

 FP3序盤にはキック・ザウバー勢やアストンマーティン勢、RB勢がハードタイヤ2セットとミディアムタイヤ1セットで、レースを見据えた“皮むき”を実施。本格的な走行が開始されたのは、セッションが10分を過ぎてからだった。

 ただ、その直後にアルピーヌのエステバン・オコンがマシントラブルによってターン17付近でストップ。これにより赤旗が提示された。

 セッションは10分程度の中断で再開され、各車は再びコースイン。ソフトタイヤでのタイム計測が行なわれた。

 ここでウイリアムズのアレクサンダー・アルボンが1分44秒371をマークしてトップに浮上。マクラーレンのオスカー・ピアストリやハースのニコ・ヒュルケンベルグがそれに続いた。

 すると残り30分を切ったところで再び赤旗。今回、出場停止処分となったケビン・マグヌッセンの代役としてハースから2回目のF1出走を果たしたオリバー・ベアマンが、ターン1を曲がりきれずにクラッシュを喫したのだ。

 クラッシュしたベアマンのマシン回収はすぐに終わり、2回目の赤旗は6分程度の中断で再開。残り20分でも各チームは精力的にソフトタイヤでの走行を実施し、タイムシートは目まぐるしく変わっていった。

 ピアストリは新品のソフトタイヤを投入して1分42秒749をマークしてトップに浮上。これに他のドライバーも続き、ルクレールはピアストリのタイムを0.185秒上回り首位に躍り出た。

 それをさらに上回ったのがメルセデスのジョージ・ラッセル。5周を周った新品ソフトタイヤで1分42秒514までタイムを改善しトップに立った。

 FP3終盤までアタック合戦は続いたが、トップタイムを更新するドライバーは現れず。ラッセルが首位でFP3を終えた。ルクレールが2番手、マクラーレンのランド・ノリスが3番手だった。

 4番手ピアストリ以下、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、カルロス・サインツJr.(フェラーリ)、ペレス、アルボン、フランコ・コラピント(ウイリアムズ)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)というトップ10。セクター1ではルクレール、セクター2ではフェルスタッペン、セクター3でラッセルが最速と、各チームのセットアップの方向性にも違いが見られた。

 角田は1分43秒503で12番手。首位ラッセルからは0.989秒差だった。チームメイトのダニエル・リカルドは角田から0.367秒差の14番手だった。

 
   
1
 - 
4
   
   
1
 - 
2
   
順位 ドライバー # シャシー エンジン 周回数 タイム 前車との差 平均速度
1 United Kingdom ジョージ ラッセル メルセデス 63 Mercedes Mercedes 15

1'42.514

  210.808
2 Monaco シャルル ルクレール フェラーリ 16 Ferrari Ferrari 17

+0.013

1'42.527

0.013 210.781
3 United Kingdom ランド ノリス マクラーレン 4 McLaren Mercedes 15

+0.223

1'42.737

0.210 210.350

前の記事 F1アゼルバイジャンFP3速報|ラッセル最速、0.013秒差の僅差でルクレールが続く。角田裕毅は12番手
次の記事 ピアストリ、マクラーレンのオーダー受け入れも”無条件降伏”ではないと強調「全部ノリスの後ろを走れというわけじゃない」

Sign up for free

  • Get quick access to your favorite articles

  • Manage alerts on breaking news and favorite drivers

  • Make your voice heard with article commenting.

エディション

日本 日本